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『鶴寿』(かくじゅ)

旧暦8月5日 丁卯(ひのとう)
  白露末候 玄鳥去(つばめさる)
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去年の6月に、根室に行った時見た
タンチョウ(丹頂)の親子です。
普通、タンチョウは、卵をふたつ産むので、
順調にいけば、、2羽の子どもを連れています。
あとから聞いた話では、この時は、
1羽、怪我をして保護されていたそうです。
本当に、家族そろって、長生きしてほしいですね。

ツルの仲間には、タンチョウのほかに、
マナヅル(真鶴・真名鶴)や
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ナベヅル(鍋鶴)などもいます。
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どちらも、鹿児島県出水市に行った時の写真です。
この時の飛来数は、13590羽。
万羽鶴の飛翔です。
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タンチョウもマナヅルもナベヅルも、
かつては、日本全国で見られたとか。
長寿の象徴が、どこででも見られなくなったのに、
平均寿命は伸びていっているとは皮肉ですね。

さて、「つる」の語源は、
落語では、オスが「つ~」と飛んできて、
メスが「る~」と飛んでくるなどといっていますが、
鳴き声から来ているという説、
朝鮮語が由来の外来語だという説、
連なるから「つる」になったという説など、
さまざまです。
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『万葉集』では、「たづ」となっています。
これも、いろいろ説があるのですが、
「つ」は、「の」という意味の古語。
田の鳥という意味の、「田づ鳥」が
変化したのではないかと思っています。

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『簓音鳥』(ささらおとどり)

旧暦7月27日 辛申(かのとさる)
  白露次候 鶺鴒鳴(せきれいなく)
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今年は8月29日に、早々と、
モズの高鳴きを聞きました。
その時は、姿を見ることができず、
これから、いつでも見られるだろうと
思っていたら、声もそれっきり。

モズの高鳴きは、縄張り宣言の声で、
縄張りが確定すると、
ほとんど鳴かなくなるといいます。
とすると、ひと鳴きで、
確定してしまったのでしょうか。

写真は、去年の秋の、モズ。
オスです。

下の写真は、メス。
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オスよりも淡い色で、かわいいのですが、
気が強く、メスも高鳴きをします。
ちょうど鳴いているところです。
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さて、モズの高鳴きや警戒音など、
さまざまな声は、こちらから聞けます。
   ↓
モズ(【バードリサーチ鳴き声図鑑】)

また、簓(ささら)の音は、編木(びんざさら)の
動画しかありませんでしたが、
こちらから聞くことができます。
   ↓
【アジアの楽器図鑑 びんざさら】

下の動画のように、早く鳴らすと、似ていませんか?
   ↓
【ささら いろんな音の出し方研究中!?】

擦り簓は、もっと似ているのかもしれません。

「百舌鳥(もず)の高鳴き七十五日」
ということわざがあって、
モズが高鳴きしてから、75日で、
霜が降りるといわれます。
今年は、霜が降りるのが早いのでしょうか。

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『露葎』(つゆむぐら)

旧暦7月20日 壬丑(みずのえうし)
  白露初候 草露白(くさのつゆしろし)
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根室に行った時の写真です。
6月の初めなのですが、早朝、
露が降りていました。

まんまるの露です。
メルマガで紹介した歌のように、
月影は映ってはいませんでしたが、
大きくしてみると、ほかの葉っぱが
映っているようで、きれいです。
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今日のお散歩でも、ところどころ、
露が見られました。
これは、雨のしずくが残っていたのでしょう。
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それにしても、自然は、荒れ狂う時も、
分け隔てなく、ところかまわず、
容赦もありません。
何とか被害を免れますように……。

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『真葛』(まくず)

旧暦7月13日 丙午(ひのえうま)
  処暑次候 天地始粛(てんちはじめてさむし)
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先日も、葛が生い茂っているところを
見ました。
本当に元気です。
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クズはマメ科。
花の後には、豆もできていました。
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「くず」の語源は、大和の吉野川上流の
国栖(くず)という地名に由来するという説が、
通説になっています。
ここに住む人々が、葛粉(くずこ)を作って、
食べていたのだそうです。

~真葛延(は)ふ 夏野の繁く かく恋ひば
 まことわが命 常ならめやも~
 (作者未詳 『万葉集』)
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-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 真葛が延びる夏の野のように、
 いつもいつも、こんなに恋しく思っていたら、
 本当に私の命は、
 どうにかなってしまいそう……。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

花は、秋の七草のひとつ。
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私も、万葉人と同じで、どちらかというと、
強い植物が好きです。
特に近年は、あの生命力にあやかりたい……。

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『餞暑』(せんしょ)

旧暦7月6日 己亥(つちのとい)
  処暑初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)
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近頃は、毎朝5時に散歩に出かけます。
日の出前なのですが、それでも結構な暑さです。
高台の公園に着いて、しばらく歩くと、
日が登ってきます。
暑そうには見えないんですが、
どうして、こんなに気温が高いのでしょう。

それでも、ツクツクボウシが鳴き、
秋の虫の声も聞こえてきます。
そして、鳥たちの渡りも始まっています。
この公園にも、南の国に渡っていく夏鳥たちが、
立ち寄っていくようになりました。

コサメビタキ(小鮫鶲)をはじめとする
ヒタキの仲間や、
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センダイムシクイ(仙台虫喰)に代表される
ムシクイの仲間たちなど……。
DSC06176センダイムシクイ (2) (640x480)
彼らにこそ、道中の無事を祈って、
餞を送りたい気持ちです。
とはいえ、彼らのごちそうは、
小さな虫や木の実ですから、
自然を守ることが、一番の餞になるのでしょうね。

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