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『簓音鳥』(ささらおとどり)

旧暦7月27日 辛申(かのとさる)
  白露次候 鶺鴒鳴(せきれいなく)
DSC08207モズ (3) (640x480)
今年は8月29日に、早々と、
モズの高鳴きを聞きました。
その時は、姿を見ることができず、
これから、いつでも見られるだろうと
思っていたら、声もそれっきり。

モズの高鳴きは、縄張り宣言の声で、
縄張りが確定すると、
ほとんど鳴かなくなるといいます。
とすると、ひと鳴きで、
確定してしまったのでしょうか。

写真は、去年の秋の、モズ。
オスです。

下の写真は、メス。
DSCN8797モズ (2) (640x480)

オスよりも淡い色で、かわいいのですが、
気が強く、メスも高鳴きをします。
ちょうど鳴いているところです。
C0002モズ_Moment (2) (640x480)

さて、モズの高鳴きや警戒音など、
さまざまな声は、こちらから聞けます。
   ↓
モズ(【バードリサーチ鳴き声図鑑】)

また、簓(ささら)の音は、編木(びんざさら)の
動画しかありませんでしたが、
こちらから聞くことができます。
   ↓
【アジアの楽器図鑑 びんざさら】

下の動画のように、早く鳴らすと、似ていませんか?
   ↓
【ささら いろんな音の出し方研究中!?】

擦り簓は、もっと似ているのかもしれません。

「百舌鳥(もず)の高鳴き七十五日」
ということわざがあって、
モズが高鳴きしてから、75日で、
霜が降りるといわれます。
今年は、霜が降りるのが早いのでしょうか。

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『露葎』(つゆむぐら)

旧暦7月20日 壬丑(みずのえうし)
  白露初候 草露白(くさのつゆしろし)
DSCN7641露 (2) (640x480)
根室に行った時の写真です。
6月の初めなのですが、早朝、
露が降りていました。

まんまるの露です。
メルマガで紹介した歌のように、
月影は映ってはいませんでしたが、
大きくしてみると、ほかの葉っぱが
映っているようで、きれいです。
DSCN7641露 (3) (640x480)

今日のお散歩でも、ところどころ、
露が見られました。
これは、雨のしずくが残っていたのでしょう。
DSCN9009 (640x480) DSCN9002 (640x480)

それにしても、自然は、荒れ狂う時も、
分け隔てなく、ところかまわず、
容赦もありません。
何とか被害を免れますように……。

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『真葛』(まくず)

旧暦7月13日 丙午(ひのえうま)
  処暑次候 天地始粛(てんちはじめてさむし)
P1170082クズ (640x480)
先日も、葛が生い茂っているところを
見ました。
本当に元気です。
DSCN8448 (640x480)

クズはマメ科。
花の後には、豆もできていました。
DSCN8452 (640x480)

「くず」の語源は、大和の吉野川上流の
国栖(くず)という地名に由来するという説が、
通説になっています。
ここに住む人々が、葛粉(くずこ)を作って、
食べていたのだそうです。

~真葛延(は)ふ 夏野の繁く かく恋ひば
 まことわが命 常ならめやも~
 (作者未詳 『万葉集』)
DSCN1128クズ (640x480)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 真葛が延びる夏の野のように、
 いつもいつも、こんなに恋しく思っていたら、
 本当に私の命は、
 どうにかなってしまいそう……。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

花は、秋の七草のひとつ。
DSCN9223 (640x480)

私も、万葉人と同じで、どちらかというと、
強い植物が好きです。
特に近年は、あの生命力にあやかりたい……。

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『餞暑』(せんしょ)

旧暦7月6日 己亥(つちのとい)
  処暑初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)
DSC06126 (640x427) (2)
近頃は、毎朝5時に散歩に出かけます。
日の出前なのですが、それでも結構な暑さです。
高台の公園に着いて、しばらく歩くと、
日が登ってきます。
暑そうには見えないんですが、
どうして、こんなに気温が高いのでしょう。

それでも、ツクツクボウシが鳴き、
秋の虫の声も聞こえてきます。
そして、鳥たちの渡りも始まっています。
この公園にも、南の国に渡っていく夏鳥たちが、
立ち寄っていくようになりました。

コサメビタキ(小鮫鶲)をはじめとする
ヒタキの仲間や、
DSCN8586kコサメビタキ (640x480) (2)
センダイムシクイ(仙台虫喰)に代表される
ムシクイの仲間たちなど……。
DSC06176センダイムシクイ (2) (640x480)
彼らにこそ、道中の無事を祈って、
餞を送りたい気持ちです。
とはいえ、彼らのごちそうは、
小さな虫や木の実ですから、
自然を守ることが、一番の餞になるのでしょうね。

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『荻の声』(おぎのこえ)

旧暦6月21日 乙酉(きのととり)
  立秋初候 涼風至(すずかぜいたる)
DSCN4446 (640x480)
いかにも、オギ(荻)が風になびく
涼し気な風情ですが……。
すみません。
これは、オギではないようです。
しかも、4月に撮った写真ですし……。

穂先を拡大してみると……。
DSCN4449 (2) (640x480)
アシ(葦)でしょうか。

で、オギの写真は、と探してみると、
あれっ、ない……。

もしかして、ススキと間違って
整理していないかと探してみました。
オギは、水辺に生えているので、
まず場所で探したのですが、
水辺で撮った写真は、この1枚だけ。
DSCN2348 (480x640)
オギは、株立ちしないで、1本ずつ独立して
生えるということですが、この写真では、
よくわかりませんね。

ススキ(薄)には、ノギがあって、
オギにはないというのも見分け方ですが、
この写真では、微妙……。
DSCN2349 (3) (640x480)

これからは、よく確認して、写真を
撮らなければいけないと反省しています。

ちなみにこちらは、毎朝、散歩に行く裏山の
ススキです。
DSCN0229ススキ (640x480)

日中は、猛暑が続きますが、立秋以降、
日の出前は、涼しい風が吹くようになりました。
今は、『荻の声』を聴きに行くことはできないので、
「薄の声」を聴いて、秋を感じようと思います。

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