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『笋』(たかんな)

旧暦4月16日 丁巳(ひのとみ)
  立夏末候 竹笋生(たけのこしょうず)
P1040090ハチク・筍 (640x480)
江戸中期の暦学者・西村遠里の著した
『天文俗談』には、
~「竹笋生」は、世上、甘竹(はちく)の子
 生みそむるころなり~
とあります。

現在では、たけのこといえば、
孟宗竹(もうそうちく)ですが、
この候ができた当時は、
まだ日本に伝わってはいませんでした。

代表的な竹は、「真竹(まだけ)」ですが、
こちらは、「苦竹」とも書くように、
苦いのだそうです。
P1160680マダケ筍 (640x480)

筍の時期は、孟宗竹、淡竹、真竹の順。
ちょうど、この時期は、
『天文俗談』に「甘竹」と書かれている
「淡竹(はちく)」が出る時期なのですね。

さて、5月の初めに、
久しぶりに会った岡山の友人が、
筍をたくさん持ってきてくれました。
もちろん、孟宗竹です。
この場合は、「たかんな」と
いうべきかもしれませんね。

一度には食べきれないので、
煮たあとで、冷凍しておきました。
毎日おいしくいただいてきましたが、
もうすぐなくなりそうです。
ごちそうさまでした。

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『水鶏』(くいな)

旧暦4月9日 庚戌(かのえいぬ)
  立夏次候 蚯蚓出(みみずいずる)
ヒクイナDSCN4654 (640x480)
写真は、古来、詩歌に詠われてきた
「ヒクイナ(緋水鶏)」。
漢字のとおり、緋色のクイナです。

普段は、葦の繁みにかくれているのですが、
この日は、ペアで顔を出してくれました。
hikuina (640x480)
鳴き声は、こちらからお聞きください。
「さえずり」が、「水鶏たたく」の声です。
   ↓
【バードリサーチ鳴き声図鑑】ヒクイナ

「トン、トン……」とか、「コン、コン……」と
聞こえなくもないですね。
平安貴族たちが、こんなふうに戸をたたいて
いたのかと思うと、おもしろいですね。

『紫式部日記』にも、この水鶏のやりとりが
あります。

ある夜、紫式部の部屋の戸をたたく人が
います。
彼女は、それには答えませんでした。
すると、翌朝、藤原道長から、歌が届きます。

~夜もすがら 水鶏よりけに なくなくぞ
 まきの戸ぐちに たたきわびつる~
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 一晩中、水鶏以上に、泣く泣く
 槙(まき)の戸口で、
 たたきあぐねとったんやで。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

それに対する、紫式部の返歌は、

~ただならじ とばかりたたく 水鶏ゆゑ
 あけてはいかに くやしからまし~
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 ただではすまさんといわんばかりに、
 戸ばっかりたたく水鶏やから、
 もし開けでもしたら、どんなに
 悔しい思いをしたかわからへんわ。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

現在、標準和名が「クイナ」なのは、こちら。
クイナ DSCN6743(640x480)
鳴き声は、戸をたたくようには聞こえませんね。
   ↓
【バードリサーチ鳴き声図鑑】クイナ

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『志学』(しがく)

旧暦4月2日 癸卯(みずのとう)
  立夏初候 鼃始鳴(かわずはじめてなく)
DSCN6881 (640x480)
『夢の言の葉』も15歳。
これまで支えていただき、
本当にありがとうございます。
今回は、写真のミニクリアファイルを
プレゼントさせていただきます。

大きさは、長い方が22㎝、短い方が15.7㎝。
A5サイズの書類が入るタイプです。

上村松篁の『日本の花・日本の鳥』の
一部が描かれています。
DSCN6884 (640x480)
これは、コチドリ(小千鳥)でしょうね。
『夢の言の葉』では、
『霜夜鳥』という異名を紹介しました。

DSCN6885 (640x480)
手前は、オシドリ(鴛鴦)の夫婦、
うしろは、松に三名鳥でしょう。
三名鳥は、三鳴鳥とも三銘鳥とも書き、
オオルリ(大瑠璃)、コマドリ(駒鳥)、
ウグイス(鶯)のことです。
コマドリは、まだ『夢の言の葉』に
登場していません。
いつか書きますね。

DSCN6886 (640x480)
手前は、椿とキジバト(雉鳩)。
うしろは、秋草とウズラ(鶉)かな。
キジバトとウズラも、まだですね。

DSCN6887 (640x480)
そして、カエデ(楓)と、キジ(雉)。
カエデは、『色見草』、
キジは、『妻恋鳥』という異名を
紹介しました。


ぜひ、こちらのフォームから、ご応募ください。
   ↓
【15周年*ありがとう*プレゼント】応募フォーム

ほんの少しで、恐縮なのですが、
多数の場合は抽選の上、5名の方に、
プレゼントさせていただきます。

当選された方には、
メールでご連絡を差し上げますので、
お名前は、ハンドルネームでも結構です。

また、応募締切は、
5月19日(日)23時到着分までと
させていただきます。

それでは、ご応募、お待ちしています。

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『出花』(でばな)

旧暦3月25日 丙申(ひのえさる)
  穀雨次候 霜止出苗(しもやんでなえいずる)
DSCN6650チャ (640x480)
植物園のお茶の木も、元気に新芽を
たくさん出していました。
このままでも、香りがたちそうなみずみずしさです。
ここでは、茶摘みをするのかな?

P1160387チャ (640x480) P1160384チャ (640x480)

『出花』のことを、「入れ花」「煮花」ともいいます。
また、入れたての煎茶を、特に、
「お出花」と呼んだりもするそうです。

お茶の本当の花は、こちら。
チャDSCN3792
11月ごろに、清楚な花を咲かせます。

大型連休の出端は、いかがお過ごしでしょうか。
「花」と置き換えられるような、
素敵な日々となりますように……。

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『初緑』(はつみどり)

旧暦3月18日 己丑(つちのとうし)
  穀雨初候 葭始生(あしはじめてしょうず)
DSCN6594マツ (640x480)
まさしく蝋燭。
よく見ると、根元には、雄花がついています。
DSCN6595マツ (640x480)

こちらは、先に赤い雌花がひとつ。
P1070666マツ (640x480)

ちょこんとふたつ。
マツDSCN0327

あらら、いっぱい……。
マツP1090311 (640x480)

こちらは雄花がいっぱい。
下の方には、松ぼっくりの赤ちゃんともいえる、
新松子(しんちぢり)も見えます。
P1130535マツ (640x480)

こちらは、力強い『初緑』。
雄花も雌花もたくさんつけていました。
P1070976マツ (640x480)

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