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「夢の言の葉 」カテゴリ記事一覧


『露舐り』(つゆねぶり)

旧暦7月21日 辛丑(かのとうし)
  白露初侯 草露白(くさのつゆしろし)
DSCN9904.jpg
この子は、疲れちゃったのかな、
それとも、おねむなのかな・・・。

といっても、子兎じゃなくて、すみません。
神戸森林植物園のうさぎ園の兎たちです。
DSCN9409 (2) DSCN9630.jpg
DSCN9631.jpg DSCN9903ウサギ 

以前、六甲山にバードウォッチングに行った時、
鳥かなと思って双眼鏡でのぞくと、野ウサギでした。
いるんですね。

~宮城野の 小萩が下を とことして
  おやをも知らぬ 露むすびみみ~ (小野篁)
『古今和歌集打聴』には、
「兎はうみて後、子をみる事なし。
 子も親に逢事なし。
 露をくらひてそだつなり」
とあります。

子育てをする姿を見る機会がなかったので、
こんなふうに思われたのかもしれませんね。

今は下り月ですが、あと10日もすれば、仲秋。
月の兎の姿が、日に日にはっきりと
眺められるようになりますね。

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『晩稲』(おくて)

旧暦7月14日 甲午(きのえうま)
  処暑末侯 禾乃登(こくものすなわちみのる)
P1110681イネ
8月27日で、このような状態だと、晩稲なのでしょうか。

P1110679イネ P1110684イネ
よく見ると、花が咲いていました。

近くの田んぼでは、このような状態。
P1110745イネ

それにしても、晩稲の対義語は、「おませ」かと、
思っていました。
でも、「おませ」は、「ませる」から派生した言葉。
その「ませる」は、「増す」からきているようです。
成長が早いというより、
年齢の割に、大人びているといっているのですね。
ただ、「早稲」という言葉の影響は、あるかもしれません。

もう稲刈りの終わった田んぼもありますね。
慌ただしい世の中で、ゆっくりと実っていく晩稲は、
ほっとさせてくれるものがあります。

~花も実も晩稲に多し神の秋~ (去来)

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『月の舟』

旧暦7月7日 丁巳(ひのとみ)
  処暑次侯 天地始粛(てんちはじめてさむし)
DSCN8664六日月
写真は、2011年1月9日、18時ごろの六日月です。
というのも、日曜日(27日)は、舟のように見える
寝ている月が撮れませんでした。

じつは、この日は町内の夕涼み会。
みんなでおでんや焼きそばを作って食べたり、
盆踊りをしたりして、楽しく過ごしました。
空には、六日月。
舟というよりも、笑顔の口元のように見える月でした。
DSCN9455.jpg DSCN9460 (2)

さて、『月の舟』と聞いてまず浮かぶのは、

~天の海に 雲の波立ち 月の船
        星の林に 漕ぎ隠る見ゆ~
 (柿本人麻呂『万葉集』)

ではないでしょうか。

この場合の「月の船」は、半月とは考えないのが
普通だと思います。
どちらかというと、夕方に上り、朝に沈んでいく満月の方が、
夜空を渡っていくイメージがしますね。

とはいえ、夜のうちに沈んでいく半月も、
船を見送ったような気持になると思います。

28日は、写真の月よりも満ちた七日月。
20時頃には、織姫星(ベガ)が、天頂にきます。
   ↓
【今日のほしぞら-国立天文台暦計算室】

旧暦の七夕は、夜空のステージが整っていたのですね。

~牽牛(ひこぼし)の 嬬(つま)迎へ船 漕ぎ出(づ)らし
     天の川原に霧の立てるは~
 (山上憶良『万葉集』)

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『風船葛』(ふうせんかずら)

旧暦6月30日 庚辰(かのえたつ)
  立秋末侯 蒙霧昇降(ふかききりまとう)
P1020261フウセンカズラ
涼し気に揺れて、まるで、ちりりんと音がしそう・・・。
ですが、熱帯、亜熱帯に広く分布しているそうです。
暑さに強いんですね。

折り紙で、紙風船を折ってみました。
薄い和紙で折ると、そっくりにできるかもしれませんね。
DSCN7956.jpg
歳時記では、秋の季語。
ちなみに、「風船」は春の季語です。

小さな白い花も控えめに咲いて・・・。
DSCN7921.jpg
か細いつるで、しっかりとからみついていきます。

DSCN7928.jpg
茶色くなって、かさかさしてくると、収穫時期。

DSCN7930.jpg
どの風船にも、3つずつ種が入っています。
半面に大きな白いハート。
学名は、「Cardiospermum halicacabum L.」。
初めの部分は、
「cardia(心臓)」+「spema(種子)」から
できているそうです。
英名でも、「heart pea 」や、「heart seed」などと
いうそうです。

DSCN7923.jpg
そういえば、ふたつがペアになって
実っていることが多いようです。
一番上の写真もそうですね。

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『風蝉』(ふうぜん)

旧暦6月23日 癸酉(みずのととり)
  立秋次侯 寒蝉鳴(ひぐらしなく)
DSCN8951.jpg
「寒蝉」は、中国語では、
ツクツクボウシをさすようです。

例年なら、とっくにツクツクボウシの声を
聞いている頃なのに、今年はまだなのです。
でも、タイミングが悪いだけで、
主人は、もう何度も聞いているんですよ。
9日など、私がお昼寝をしている間、鳴いてたとか。

写真は、昨日散歩に行って、
撮って来てくれたものです。
何となく、秋風の中で鳴く風情が……。

熊蝉の声も、一時に比べると、だいぶん衰えてきました。
DSCN7784クマゼミ170731

それにしても、蝉って、遺伝子の中に、
親の記憶を受け継ぐのでしょうか。

6、7年前というと、こんなに熊蝉が鳴いてたかな?
もう少し、少なかったような・・・。

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