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「夢の言の葉 」カテゴリ記事一覧


『四海』(しかい)

旧暦6月4日 己酉(つちのととり)
  小暑次候 蓮始開(はすはじめてひらく)
P1070975海 (640x480)
光あふれる太平洋。
そして、波静かな日本海。
DSCN0707 (640x480)

でも、海に囲まれていて、山も多い日本ですから、
川も多いということを、思い知らされました。
ひとたび、荒れ狂うとどんなに恐ろしいか・・・。

少し前のことですが、
穏やかな瀬戸内海の浜辺では、
小さな命がはぐくまれていました。

ふっくらしているコチドリ(小千鳥)さん。
DSCN7961 (640x360)

じつは、お腹の中に、ヒナが隠れているのです。
ほら、出てきました。
DSCN7994 (640x360)
この日は、2羽隠れている時もありました。

ただでさえ小さなコチドリ。
スズメぐらいの大きさですから、
子コチドリがどんなに小さいか・・・。
小石の中にすっかり溶け込んでいます。
見えるでしょうか?
DSCN7866 (640x480)
冬の季語になっている千鳥ですが、
コチドリは、普通、夏鳥。

見ているだけで心安らぐ、平和な風景でした。
いつまでも、四海波静かでありますように……。

それにしても、まずは、
この暑さがゆるんでほしいものですね。

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『木の葉隠れ』(このはがくれ)

旧暦5月19日 乙未(きのとひつじ)
  夏至末候 半夏生(はんげしょうず)
モリアオガエルDSCN9645 (640x480)
夜行性のモリアオガエル(森青蛙)さん。
眠っているのでしょうか。
今にもずり落ちそうですが、
ずっとこの姿勢のまま、動きませんでした。

卵塊は、よく見かけるのではないでしょうか。
モリアオガエルDSCN3570 (640x480)

日中は、木の上や葉っぱの陰で、じっとしています。
まさに『木の葉隠れ』。
モリアオガエルDSCN9655 (640x480)
トップの写真を、普通に撮ると、こんな感じです。
どこにいるか、わかりますか?

DSCN3842 (640x480)
こちらは、『木の葉隠れ』の「クサカゲロウ(草蜉蝣)」。
葉っぱの葉脈がこんなに見えるほど
アップにしないとわかりにくいですね。


さて、メルマガの和歌の夢子語訳を……。

~数ならぬ わが身山べの 郭公(ほととぎす)
  木の葉がくれの 声は聞こゆや~
        (よみ人しらず 『後撰和歌集』)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 物の数にも入らんような私が、
 山辺のホトトギスみたいに
 木の葉に隠れて鳴(泣)いとうねん。
 その声が、あなたに聞こえるやろか。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
ホトトギスDSCN7267 (640x480)
ホトトギスも、たいていは、
声はすれども、姿は見えず……。


それにしても、「半夏生」の日が
ちょうど一年の折り返し点。
もう半分過ぎたんですね。
焦ってしまいます……。
半夏――標準名はカラスビシャク(烏柄杓)も
生えてきていました。
カラスビシャクP1110312

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『銀龍草』(ぎんりょうそう)

旧暦5月12日 戊子(つちのえね)
  夏至初候 乃東枯(なつかれくさかるる)
DSCN7935ギンリョウソウ (640x480)
去年の写真なのですが、
葉っぱに埋もれるように咲いていて、
うまくうつむいている角度で撮れませんでした。
でも、こうして見ると、幽霊茸というより、
可憐な花に見えますね。

DSCN9796ギンリョウソウ (640x480) DSCN9799 (640x480)
こちらは、向こう向き……。
植物というより、動物に見えてきます。

龍は機を得て空に昇るというけれど、
『銀龍草』も、そんな雰囲気を持っているような
気がしてきました。

さて、日曜日、靫草(うつぼぐさ)を見つけました。
「乃東枯(なつかれくさかるる)」の
「なつかれくさ」は、この靫草のことです。
でも、枯れるどころか、きれいに咲いていました。
DSCN3623ウツボグサ (640x480)
江戸時代、夏至には枯れないので、
靭草は、夏枯草(なつかれくさ・かごそう)」ではないと
物議をかもし、一時は、「十二単(じゅうにひとえ)」だと
いうことになっていました。

DSCN8550ウツボグサ (640x480)
これは、8月の写真ですものね。

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『山桃』(やまもも)

旧暦5月5日 辛巳(かのとみ)
  芒種末候 梅子黄(うめのみきばむ)
DSCN5162ヤマモモ (640x480)
『楊梅』と書く方がぴったりなほど、
赤く熟した実です。
明石公園には、大きなヤマモモの木があります。
その木の中に、ムクドリ(椋鳥)がいっぱいいて、
いっせいに飛び出してきたことがありました。
それでも、木の根元には、実がこんなに落ちていました。
DSCN2942ヤマモモ (640x480)

裏の山にも、『山桃』があります。
日曜の朝は、こんな感じ。
ここも、もう少しすると、ムクドリたちが集まるのかな。

DSCN3467ヤマモモ (640x480) DSCN3465ヤマモモ (640x480)

先日、巣立ったばかりのムクドリちゃん。
もう自分で餌をとれるのに、
親鳥につきまとって、餌をもらっていました。
DSCN8994ムクドリ (640x480)

それにしても、「山桃の選り食い」ということわざの
気持ち、よくわかります。
今では、山桃というより、 サクランボかな、イチゴかな……。

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『鈍色』(にびいろ)

旧暦4月28日 甲戌(きのえいぬ)
  芒種次候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
2010 09 23お田んぼクラブ みさご (74) (640x360)
何年か前の写真ですが、
『鈍色』の空を、ミサゴ(鶚)が飛んでいくのを
見ました。
よく見ると、魚を持っています。
ミサゴは、別名「魚鷹」。
魚を食べるタカです。
DSCN6229 (640x480)

今日の空は、何にも飛びませんでした。
でも、味わいのある色合いです。
DSCN3397梅雨空 (640x480)
昔は、暗い灰色は、嫌いな色でしたが、
最近は、いい色だなと思う時があります。
特に、『鈍色』が、
大好きなツユクサ(露草)の汁と
墨で染めた色だと聞いてからは、
見る目が変わりました。

ツユクサの花も咲き始めましたね。
DSCN8616ツユクサ (640x480)

『鈍色』の空を見ることが多い季節。
その色合いを、楽しみたいと思います。

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