清明次候 鴻雁北(こうがんかえる)

~御簾(みす)の中をみわたせば、
色ゆるされたる人々は、
例の青いろ赤いろの
唐衣(からぎぬ)に、
地摺(じずり)の裳(も)、
表着(うはぎ)は、おしわたして
蘇芳の織物なり~
(『紫式部日記』より)
身分の高い女房が、
青や赤の唐衣の下に、
そろって、蘇芳色の表着……。
華やかな衣装が、想像できますか。
↓
十二単の基礎知識【民族衣装文化普及協会】
大木になる西洋花蘇芳
(セイヨウハナズオウ)は、
「ユダの木」とも呼ばれるそうです。
キリストを裏切ったユダが、
罪を悔いて、この木で、
首を吊ったからだとか。
でも、日本の『花蘇芳』には、
王朝貴族たちのあこがれが
重なります。

何年か前の写真です。
枝に、びっしりと花を咲かせていました。

しばらくすると、
ハート形の葉が茂り、
豆ができます。
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