立冬次候 地始凍(ちはじめてこおる)

父が作ったまま、一度も袖を
通さなかった羽織です。
今では、たまに、夫が着てくれます。
羽織は、男性のものとして、発展しました。
「羽織」という言葉が、初めて
文献に登場するのは、桃山時代のようです。
この場合は、陣羽織をさすとか。
下の写真は、松本城に展示してあった
陣羽織です。

「羽織」の語源は、諸説あって、
わかりません。
着物の端を折って短くしたものだから、
「端折(はおり)」。
帯を締めないで放り着たことから
「放(ほう)り」が変化した。
鳥の羽毛を織り交ぜた道服(どうふく)が
起源だという説など。
道服とは、胴服とも書き、
戦国時代に武将が上着として着始めたもので、
羽織の前身だといわれます。
それにしても、男性の羽織は、
羽裏がかっこいいですね。
いただいた羽織もあるのですが、
父の羽織も、その羽織も、羽裏は、鷹。
うれしいです!

寒くなってくると、
羽織りものが重宝しますね。
着るもので上手に調節して、
風邪など召しませんように……。
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