立秋初候 涼風至(すずかぜいたる)

『金風』は、五行説に基づく呼び名ですが、
春風を「木風」とはいいませんし、
夏の風、冬の風も、「火風」「水風」などとは
いいません。
秋だけが『金風』という呼び方をするのが、
不思議です。
さて、立秋初日の朝は、「行き合いの空」を
見たような気がしました。

できかけの入道雲の上空は、

ひと刷毛はいたような巻雲。
風も、これまでよりも、
ひんやりと感じました。
とはいえ、日が高くなるにつれて、
真夏に戻ってしまいました。
まだまだ、熱しやすい方の『金風』ですね。
そんな空を、ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)が
飛んでいました。
別名、精霊蜻蛉(しょうりょうとんぼ)。
お盆の頃、精霊を背中に乗せて
飛んでくるといわれる蜻蛉です。

じつは、8月7日は、母の命日。
だから、お盆に先駆けて、
早々とやってきてくれるのかと
思ってしまいます。
実際、毎年、8月7日に、
家に飛んでくるんです。
今年は、うまく撮れなかったので、
写真は、去年、庭で撮ったものです。
ウスバキトンボが舞う空も、
羽がきらきらと輝いて、
『金風』が吹いているようでした。
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