夏至末候 半夏生(はんげしょうず)

土曜日は、所用で炎天下を歩きました。
ランチに立ち寄ったお店で、
付け合わせに出たかわいい『冷奴』。
メルマガに紹介した『浮世草子』の言葉どおり、
一瞬、炎熱を忘れさせてくれました。
さて、何年か前の初詣ででいただいた
ミニ奴凧(やっこだこ)にも、釘抜紋が……。

江戸っ子たちは、四角く切った豆腐を見て、
この紋を思い浮かべたのですね。
「奴(やっこ)」は、冬でも袷(あわせ)の
着物1枚で、尻はしょりをし、
ひげを跳ね上げ、
武家の供の行列の先頭に立つなど、
目立つ存在だったそうです。
ところで、どうしてこの紋を
「釘抜」というのでしょう。
昔の釘は、和釘といって、
断面が四角くなっています。
これを抜くには、この紋のような
座金を当て、万力(まんりき)のような
道具で、てこの原理を利用して、
抜くのだそうです。
なんでも、当初の奴豆腐は、
豆腐を醤油(しょうゆ)に浸して、
唐辛子(とうがらし)の粉をかけて
食べたのだとか。
~唐がらし奴豆腐や崩るらむ~
(青人)
~からいからい奴喰て泣く奴らさ~
(『冠附名付親』より)
これは、辛いのがダメな私には、
いただけないです。
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