大寒初候 欵冬華(ふきのはなさく)

『太公望』という言葉からは、
夜釣りというより、土手で、
のんびりと釣り糸を垂らしている姿を
思い浮かべるのですが……。
こんな写真しかなかったので、
すみません。
前回の「虎の巻」で紹介した
『六韜(りくとう)』は、
『太公望』の作だとされますが、
彼の時代より後に書かれたものだと
いわれます。
また、「覆水(ふくすい)盆に返らず」も、
彼の故事に由来することわざです。
呂尚が、まだ『太公望』と呼ばれる前、
読書にふけってばかりなので、
彼の妻は、家を出て行ってしまったそうです。
のちに彼が、斉の王になった時、
妻が復縁を求めてやってくると、
お盆から水をこぼして、
「この水を元に戻すことができたら、
求めに応じよう」
と言ったとか。
一度やってしまったことは、
元には戻せないということのたとえです。
さて、話は変わりますが、先月、
田園地帯を歩いていて、
アオサギ(蒼鷺)が、無残な姿で
死んでいるのを見つけました。
よく見ると、両足に
釣り糸がからまっていました。

ここまで、何とか飛んできたものの、
歩けなくて、何かに襲われたか、
餓死したのでしょう。

元気なアオサギの姿です。
ほかにも、釣り糸や釣り針の
犠牲になった野鳥は、たくさんいます。
『太公望』のみなさん、どうか、
糸や針の始末は、
きちんとして帰ってくださいね。
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