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『幾望』(きぼう)

旧暦8月14日 辛未(かのとひつじ)
  白露末候 玄鳥去(つばめさる)
十三夜(2021-09-19)DSCN8058 (640x480)
仲秋十三夜の月です。
月に叢雲……。
月の出時刻からから1時間ほどして、
ようやく、顔を出してくれました。

十三夜(2021-09-19)DSCN8067 (640x480)
十三夜でも、『幾望』という場合も
あるとのこと。
たしかに、ほとんど満月です。

下の写真は、2014年の十四日の月。
待宵(2014-09-07)DSCN3338
「待宵(まつよい)」とも
「小望月(こもちづき)」ともいいます。

とはいえ、天文学上の望が、
必ずしも十五夜とは一致しないのです。
今年は同じ日になるのですが、
この年は、十六夜の月が、本当の望。

でも、やっぱり、ほとんど満月……
『幾望』です。

こちらは、2015年の十六夜、
つまり、「既望」の方です。
十六夜(2015年9月28日)DSCN7768 (640x480)
じつは、この年も、この月が、
天文学上の望でした。

有明の月ですが、こちらが、
2019年の『既望』です。
DSCN9532有明の月(立待月) (2) (640x480)
この年は、一致していたんですね。

どの月も、肉眼では同じようにまんまるで、
きれいです。
やっぱり、昔の人と同じように、
名月を楽しみたいと思います。

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コメント

月って良いね
月って良いですよね。
なんか雄大な自然を見ているように感じることが出来て。
2015年の十六夜は自分の中での深い月への思い出があります。
その頃私は7歳で、ひいおじいちゃんが亡くなったすぐ後の満月でした。
夜に父と月を一緒に見ていて「ひいおじいちゃん綺麗な月にいるの」と言われたのがとても印象に残っています。
昔の人は故人を月に思い描いていたのかなっと思います。
ボカロ「幾望の月」を見て機望とはなんなのかを調べていたら、このサイトを発見ました。作曲者には感謝です。
文章を書くのが下手ですが自分なりに書いてみました。
このサイトに載っている月とその撮影者にありがとうございます。
Re: 月って良いね
Kameさま

素敵なコメント、ありがとうございます。
せつないけれど、美しい思い出ですね。

昔の人だけでなく、今の人も故人を月に思い描くのかもしれませんね。
私も月を見ると、亡き母を思います。

写真は、私、もしくは私の夫が撮影したものばかりを掲載しています。
うれしいお言葉、夫にも伝えますね。

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