夏至末候 半夏生(はんげしょうず)

笹の葉だったらよかったのですが、
南天の葉に降りかかる雨です。
「洒」には、そそぐ、とか、洗う、という
意味があります。
『洒涙雨』を、涙が降りそそぐ雨、
と、とらえることもできますし、
涙雨が降りそそぐとも考えられますね。
七夕の『洒涙雨』の場合は、このどちらか
でしょうけど、もうひとつ、
「涙を洗う雨」というのもあるなと思いました。
雨の中で、泣きたいだけ泣いて、
あとは、きっぱり忘れるという場面も
あるのではないでしょうか。
ところで、七夕にちなんだ雨に、
「洗車雨」というのもあります。
こちらも、7月6日説、7日説、両方あるのですが、
織姫を乗せた牛車を洗うように濡らす雨。

以前、雨の日に乗ったバスの中から
撮った写真です。
牛車に、ガラス窓がついていたら、
こんな感じなのかもしれませんが……。
七夕まつりを、月遅れで行う地方も、
まだまだありますね。
12年前の8月7日に、たまたま
彦根に行ったら、七夕まつりの日でした。

今年は中止だそうです。
来年は、もとどおりできるといいですね。
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