芒種次候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

よく見かけますが、下向きに咲く風情が、
心ひかれる花です。
『蛍花』、「提灯花」のほかにも、
「釣鐘草(つりがねそう)」、
「風鈴草(ふうりんそう)」など、
花の形から、いろいろな異名がつきました。
中には、「葬礼花(そうれんばな)」
という異名まであります。
これも、葬礼の提灯に似ていることが、
由来といいますから、やはり、
提灯になぞらえたものなのですね。
白花もよく見かけます。

観賞用に栽培されていますが、
本来は、日当たりのいい山野に
自生しているとのこと。
さて、最後に、メルマガの歌の
夢子語訳を……。
~もの思へば 沢のほたるも
わが身より あくがれ出づる
たまかとぞ見る~
(和泉式部『後拾遺和歌集』)
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あれこれ思い悩んでると、
沢辺を飛ぶ蛍も、私の身体から、
ふらふらとさまよい出た魂みたい……。
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