大暑末候 大雨時行(たいうときどきにふる)

左が、ハシブトガラス(嘴太烏)の幼鳥。
口の中が、赤いことで、わかります。
右は、親鳥。
前回の記事で紹介した「抱卵斑(ほうらんはん)」があります。
これは、メスにできるので、お母さんですね。
子の方が、大きく見えませんか。
それなのに、
「お腹がすいた~」
と言って、せがんでいるようです。

お母さん、困っているようですね。
そろそろ、自分でえさをとれるようになってほしいのでしょう。
この時は、何もあげていませんでした。
ところで、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によると、
「からす(慈鳥)」と、「はしぶと(嘴太)」は、
別の鳥としてあげられています。
もちろん、『孝鳥』は、「慈鳥」の別名。
「はしぶと」の方が大きいと書かれていて、説明から推測すると、
「はしぶと」は、ハシブトガラス、
「からす」は、ハシボソガラス(嘴細烏)をさしていると思われます。
ということで、下の写真は、ハシボソガラス。


同じようなことをしています。
この時は、えさをあげていました。
さて、「不孝鳥」、つまり、親不孝の鳥はというと……。

フクロウ(梟)です。
フクロウは、親鳥を食べるという言い伝えからだそうです。
どんなところを勘違いしたのでしょう。
食べていたネズミが、鳥のように見えたのでしょうか。
写真は、残念ながら、野生のフクロウではありません。
さて、8月8日は、親孝行の日、
8月5日は、みんなの親孝行の日だそうです。
親孝行できる人は、できる時にしておいた方がいいですよ。
いなくなってしまってからでは、できませんから……。
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