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『巣守』(すもり)

旧暦1月10日 丙子(ひのえね)
  大寒末候 鷄始乳(にわとりはじめてとやにつく)
DSCN9592コチドリ卵 (640x480)
一昨年の6月に撮影したコチドリ(小千鳥)の卵です。
3つ、見えるでしょうか。

えっ、小石しか見えないって……。
では、卵の部分を引き伸ばしてみますね。
DSCN9592コチドリ卵 (640x480) (2)
これなら、わかりますね。

コチドリは、砂利の多い海岸に、
少しだけ小石を集めて、巣にします。
そして、このように、直接、卵を産むのです。

実際、その場で見ても、卵は全然わかりません。
なぜ見つけたかというと、
親鳥が抱卵していたからです。
DSCN9585コチドリ (640x480)
一番上の写真は、このあと、
少し巣を離れた時のものです。
もちろん、近寄って、繁殖のさまたげに
なってはいけないので、
巣からは距離をおいた堤防越しに撮りました。

この卵は、すべて孵化したのか、
それとも、『巣守』がいたのか……
残念ながら、観察できませんでした。

この前の月、別のコチドリが、
2羽のヒナを連れていたのを見ました。
コチドリ (2) (640x427)
コチドリは普通、3~4個の卵を産むそうです。
この時、『巣守』があったのかもしれませんし、
3羽孵ったものの、2羽になってしまったのかもしれません。

昔は、さまざまな孵化しない卵を
見る機会が多かったのでしょう。
それを、『巣守』と呼ぶまなざしが、
とってもあたたかく感じます。

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