冬至初候 乃東生(なつかれくさしょうず)

10年前の大晦日に、除夜の鐘をつきました。
その時の鐘の写真です。
じつは、この鐘、彦根城の時報鐘です。

普段は、6時、9時、12時、15時、18時の計5回、
係員が鐘をついて時を知らせてくれます。
大晦日の夜だけ、除夜の鐘として、
一般の人にもつかせてもらえるのです。
この日は、22時半から並んで待っていました。
寒いのなんのって。
あたたかい昆布茶のふるまいがありましたが、
それでも、寒くてたまりませんでした。
0時になって、鐘をつく番がまわってきた時、
係の方に、
「力いっぱいついてくださいね」
と言われたので、それだけを思ってつきました。
つき終わると、雪が……。

そういえば、この鐘、井伊直弼の兄の
12代藩主・井伊直亮の時に、響きを良くするため、
大量の小判を混ぜて鋳造し直したのだそうです。
よけいに煩悩がふくらみそう……。
いえいえ、この鐘の音を聴きながら、
煩悩を克服できる強い心を養うのかな。
今年は、鐘をつきに行く予定はありませんが、
心を見つめながら、テレビで、
しみじみと鐘の音を聴きたいと思います。
なにはともあれ、みなさん、よいお年を……。
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