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『浅沙』(あさざ)

旧暦6月13日 癸丑(みずのとうし)
  小暑次候 蓮始開(はすはじめてひらく)
アサザ DSCN3659(640x480)
「あさざ」は、「荇(草冠に「行)菜」、
または、「莕(草冠に杏)菜」とも書きます。

さて、『万葉集』の長歌の、
「あざさ」の部分だけ、抜き出してみました。

~か黒き髪に ま木綿(ゆう)もち 
 あざさ結ひ垂れ 大和の黄楊(つげ)の
 小櫛(をぐし)を 押さえ挿す 
 うらぐはし児(こ) それそ我が妻~

---真っ黒な髪に 木綿(ゆう)で、
  アサザの花を結んで垂らし、
  大和のツゲの櫛を押さえ挿している
  何ともいえず美しい娘、
  それこそ私の妻だよ!---

明るい黄色が似合う美しい妻を、
誇らしげに詠う夫……。
『万葉集』の世界ですね。

DSCN9649アサザ (640x480)
確かに、黒い髪に似合いそう。
でも、激減している今、花を採って
飾ったりしてはいけませんね。
布で、アサザの花を形どった髪飾り、
作れそうではありませんか。

水草で黄色い花といえば、
「河骨(コウホネ)」を思い浮かべる人も
多いのではないでしょうか。
DSCN355コウホネ
根が、骨のようだというので、
この名がついたのだそうです。

DSCN0798コウホネ
アサザに比べると、花はすぼみ気味で、
茎が太く、葉も、里芋(サトイモ)のような
楕円形ですね。

この池では、アサザといっしょに
咲いていました。
コウホネ・アサザDSCN3556 (640x480)

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