小暑次候 蓮始開(はすはじめてひらく)

「あさざ」は、「荇(草冠に「行)菜」、
または、「莕(草冠に杏)菜」とも書きます。
さて、『万葉集』の長歌の、
「あざさ」の部分だけ、抜き出してみました。
~か黒き髪に ま木綿(ゆう)もち
あざさ結ひ垂れ 大和の黄楊(つげ)の
小櫛(をぐし)を 押さえ挿す
うらぐはし児(こ) それそ我が妻~
---真っ黒な髪に 木綿(ゆう)で、
アサザの花を結んで垂らし、
大和のツゲの櫛を押さえ挿している
何ともいえず美しい娘、
それこそ私の妻だよ!---
明るい黄色が似合う美しい妻を、
誇らしげに詠う夫……。
『万葉集』の世界ですね。

確かに、黒い髪に似合いそう。
でも、激減している今、花を採って
飾ったりしてはいけませんね。
布で、アサザの花を形どった髪飾り、
作れそうではありませんか。
水草で黄色い花といえば、
「河骨(コウホネ)」を思い浮かべる人も
多いのではないでしょうか。

根が、骨のようだというので、
この名がついたのだそうです。

アサザに比べると、花はすぼみ気味で、
茎が太く、葉も、里芋(サトイモ)のような
楕円形ですね。
この池では、アサザといっしょに
咲いていました。

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