立夏末候 竹笋生(たけのこしょうず)

江戸中期の暦学者・西村遠里の著した
『天文俗談』には、
~「竹笋生」は、世上、甘竹(はちく)の子
生みそむるころなり~
とあります。
現在では、たけのこといえば、
孟宗竹(もうそうちく)ですが、
この候ができた当時は、
まだ日本に伝わってはいませんでした。
代表的な竹は、「真竹(まだけ)」ですが、
こちらは、「苦竹」とも書くように、
苦いのだそうです。

筍の時期は、孟宗竹、淡竹、真竹の順。
ちょうど、この時期は、
『天文俗談』に「甘竹」と書かれている
「淡竹(はちく)」が出る時期なのですね。
さて、5月の初めに、
久しぶりに会った岡山の友人が、
筍をたくさん持ってきてくれました。
もちろん、孟宗竹です。
この場合は、「たかんな」と
いうべきかもしれませんね。
一度には食べきれないので、
煮たあとで、冷凍しておきました。
毎日おいしくいただいてきましたが、
もうすぐなくなりそうです。
ごちそうさまでした。
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