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『百千鳥』(ももちどり)

旧暦1月7日 己卯(つちのとう)
  立春次候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)
ウツイスND7_1380 (640x424)
『古今和歌集』の『百千鳥』の歌は、

~百千鳥 さへずる春は
 物事に あらたまれども 我ぞふりゆく~
              (よみ人しらず)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 百千鳥がさえずる春は、
 何もかもが新しくなっていくのに、
 私だけが古びていくんやなぁ。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

歌の意味からいっても、鶯(ウグイス)より、
たくさんの鳥とした方がふさわしいようですね。

でも、たくさんの春の鳥の写真はないので、
盛りを過ぎた山茶花(サザンカ)の木の中で、
笹鳴きをしているウグイスです。
どこにいるか、おわかりですか。

こちらは、見返り美人風。
見返り美男かもしれないけど……。
ウグイスDSCN2468 (640x480)

これなら、まだわかりやすいでしょうか。
ウグイス DSCN2460(640x480)

千鳥(チドリ)説もあると書きましたが、
千鳥は冬の季語。
でも、普通、冬でも見られるのは、
白千鳥(シロチドリ)と
桑鳲千鳥(イカルチドリ)です。
春になるとさえずるという感じではありませんし、
たくさん群れているところも、あまり見かけません。
シロチドリDSCN2090 (640x480)
1月の終わり、海辺でシロチドリを見ました。
1羽で、静かにたたずんでいました。

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