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『珊瑚樹』(さんごじゅ)

旧暦7月17日 辛卯(かのとう)
  処暑初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)
DSCN7913サンゴジュ (640x480)
近くの神社では、もう黒く熟し初めていました。

こちらは、たわわに実っています。
P1110760サンゴジュ (640x480)

毎朝、散歩に行く山でも、よく目立っている珊瑚樹。
ここからは、神戸の海が一望できますから、
喜んでいるかも……。
DSCN7898サンゴジュ (640x480)

初夏の花もきれいでした。
DSCN8948サンゴジュ (640x480) DSCN3343サンゴジュ (640x480) 

『珊瑚樹』の古名は、「犬多羅葉(いぬたらよう)」。

「多羅葉(タラヨウ)」は、
枝などでひっかくと文字が書けることから、
古代インドで経典を写したといわれる
「多羅樹(タラジュ)」の葉にちなんで、
名づけられた木です。

左がタラヨウ、右がサンゴジュの葉です。
P1180065タラヨウ (640x480) DSCN7919サンゴジュ (640x480)
似ているようですね。
でも、鳥もちを作ったり、お茶の代用にしたりと、
用途の広いタラヨウに対して、
あまり役にたたないという意味で、
「犬」がついたのだと思われます。

ちなみに、葉っぱの裏に、爪楊枝で
字を書いてみました。
同じく、左がタラヨウ、右がサンゴジュです。
P1180066タラヨウ (640x480) DSCN7918 (640x480)
やはり、タラヨウほど、早く、きれいには
浮き出てきませんでした。
それに、葉脈が出ていて、書きにくいです。

でも、タラヨウと比べられる必要はないわけですものね
『珊瑚樹』が標準名になって、よかったです。

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コメント

火災と樹木
わたくしの実家はお寺です。
実家には、オンとメンのイチョウがありますが、秋になりますと、××寺のイチョウ、綺麗と言ってイチョウが色づく頃にお越しになる方も多いと聞きます。

このイチョウ、火災に際しては、大いに役立つようですね。

何故なら、イチョウの葉っぱ、水分が多くて、火が付きにくいらしいから。

今年の夏は水分が多くて、蒸し暑かったですよね。
蒸し暑いというのは、大気の水分量(湿度)も高いということですから、火事も少なくなるのではないかと創造しますが、如何だったでしょう。



Re: 火災と樹木
ムクドリさま

ありがとうございます。
そうですか。
イチョウの葉にも、水分が多いのですね。
よく落葉ですべるのは、そのせいでしょうか。

ご実家のお寺のイチョウ、すばらしいのでしょうね。
拝見してみたいものです。

おっしゃるとおり、日本に大規模な山火事が起こりにくいのは、
湿度が高いからと聞いたことがあります。
水分の多い木々がたくさん生えているからかもしれませんね。

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