処暑初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)

近くの神社では、もう黒く熟し初めていました。
こちらは、たわわに実っています。

毎朝、散歩に行く山でも、よく目立っている珊瑚樹。
ここからは、神戸の海が一望できますから、
喜んでいるかも……。

初夏の花もきれいでした。


『珊瑚樹』の古名は、「犬多羅葉(いぬたらよう)」。
「多羅葉(タラヨウ)」は、
枝などでひっかくと文字が書けることから、
古代インドで経典を写したといわれる
「多羅樹(タラジュ)」の葉にちなんで、
名づけられた木です。
左がタラヨウ、右がサンゴジュの葉です。


似ているようですね。
でも、鳥もちを作ったり、お茶の代用にしたりと、
用途の広いタラヨウに対して、
あまり役にたたないという意味で、
「犬」がついたのだと思われます。
ちなみに、葉っぱの裏に、爪楊枝で
字を書いてみました。
同じく、左がタラヨウ、右がサンゴジュです。


やはり、タラヨウほど、早く、きれいには
浮き出てきませんでした。
それに、葉脈が出ていて、書きにくいです。
でも、タラヨウと比べられる必要はないわけですものね
『珊瑚樹』が標準名になって、よかったです。
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