立春次侯 黄鶯睍睆(うぐいすなく)

今まで『菊戴』を見たのは、ほとんど冬なので、
春の季語とは意外でした。
この写真も、今年の1月初めに撮ったものです。
全長10センチぐらい。
とってもよく動き回ります。
目の周りが白っぽっくて、
困ったような顔に見えるところがかわいいです。
「戴く」という言葉は、今は、
頭の上に載せるという意味よりも、
謙譲語として使うことが多いので、
ますます、畏まっているような表情に
見えるのかもしれませんね。
オスは、黄色の中央が赤くなっているのですが、
普段はあまり見えません。
この子は、後ろの方に赤い色が
ちらっと見えていますよね。
どうも、男の子のようです。

さて、寂蓮法師の歌ですが、
~みやま木の 雪ふるすより うかれ来て
軒端に伝ふ 松毟(まつむしり)かな~
(寂蓮『夫木和歌抄』)
深山に生えてる木の、雪が降りかかる巣から
浮かれ出てきて、軒端を伝う松毟やなぁ……
と、そのままなのですが、軒端を伝うって、
昔はそんなことがあったのでしょうか。
現在では、考えられないです。
シジュウカラやエナガなどの群れに
混ざっていることはありますが・・・。
☆詳しくは、今日のメルマガをお読みくださいね。
↓
(無料購読申し込み)