
本当に、極端な天候が続くこの頃ですね。
梅も、ずいぶん早くに咲いたところもあるそうですが、
私の家の庭では、立春の二日めに初花が咲きました。
「鶯宿梅(おうしゅくばい)」という品種です。
この名にひかれて、買いました。
『拾遺和歌集』や、その後の『大鏡』『十訓抄』などに
鶯宿梅の故事が紹介されています。
宮中からの使いが、とある家で見事な梅を見つけます。
勝手に掘って持っていこうとすると、この家の女性が出てきて、
帝にこんな歌をことづけました。
~勅なれば いともかしこし
鶯の 宿はと問はば いかが答へむ~
*******(夢子語訳)*******
帝のご命令やから、おそれ多いことやけど、
この木におった鶯が帰ってきて、
「私のお家はどこ行ったン?」
と聞かれたら、
どない答えたらええんやろ?
この続きは、本によって違うのですが、
『拾遺和歌集』では、梅は
持って行かれずにすんだことになっています。
いつか、目白(メジロ)でも来てくれるようになれば、
うれしいな・・・。
このところのあたたかさで、たくさん咲きました。
神戸では春一番ではなかったようですが、
日曜日の風は強すぎて、梅の香りを運ぶというより、
吹き散らしてしまいそうでした。
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