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「蚊の叔母さん」

旧暦2月13日 丁未(ひのとひつじ)
            春分末候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
DSCN4479.jpg DSCN4476ガガンボ
このところ、毎日23時ごろになると、仕事場に遊びにくるガガンボ。
蚊よりもずっと大きく、漢字では「大蚊」と書きます。

語源は「蚊ヶ母」だそうですが、別名「蚊の乳母(うば)」といもいうので、
こちらがなまったと考える方が、自然かもしれませんね。

ほかに、「蚊蜻蛉(かとんぼ)」という異名もあります。
また、「蚊の叔母」「蚊の叔母さん」ともいうそうです。
なぜ、叔母さんなのでしょう。

もしかしたら、「乳母」が変化したのかもしれませんが、
そもそも、なぜ、母とか乳母なのかも、不思議です。
蚊より大きいという以外に、何かあるのでしょうか。
動きを、蚊をあやしている様子に見立てたとか・・・。
まぁ、このか弱さは、父というイメージではなかったのでしょうね。

ちなみに、方言では、「ががんぼ」が
「蜉蝣(かげろう)」をさしたり、「水黽(あめんぼ)」をさしたり
する地方もあるそうです。

蚊のように血を吸われることはないので、安心。
頼りなく、ふわふわと飛んでいます。

歳時記では、夏の季語。
急に気温があがったので、陽気につられて、やってきたのでしょうか。

~ががんぼのいらだつこともなかりけり~ (岸田稚魚)

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