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『吝か』(やぶさか)

旧暦9月6日 癸卯(みずのとう) 
             秋分次候 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
カキの種
「吝ん坊の柿の種」ということわざをご存じでしょうか。

「吝い」は、「しわい」と読みます。
吝い人が、「吝(しわ)ん坊」。
意味は、けちん坊と同じです。

柿の種のようなものまで、物惜しみするこをいいます。

でも、今では、出回っている柿は、種なし柿ばかりで、
種のある柿を探すのに一苦労しました。
吝ん坊も、びっくりでしょうね。

さて、去年、いただいた柿を切ったら、
ことごとく種もいっしょに切ってしまいました。
すると、びっくり!

【ここから続きです】
柿の種
ちゃんと、中に芽を用意してたんですね。
ここまで芽の形をしているのを見ると、
なんだかかわいそうなことをしたような気がしました。

さて、「柿の種」といえば、主人の大好物です。
柿の種
主人は、なくなると必ず自分で補充して、きらさないようにしています。
ですから、我が家では、「吝ん坊の柿の種」ならぬ、
「ご主人様の柿の種」。

そうそう、文化庁の「国語に関する世論調査」では、
いろいろと興味深い結果が出ています。
   ↓
平成25年度「国語に関する世論調査」の結果の概要

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コメント

『吝』という字
夢子お姉さんに教えを乞いたいと思っています。よろしく。
お教えいただきたいのは、『吝か』の『吝』という字です。

『吝』という字、どういうわけで“ものおしみする”というような意味を持つのでしょうか。

この疑問は、『吝』という字を分解すると、文と口になりますが、文という字と口という字を合わせて“ものおしみする”とか“けち”という意味を持たせた経緯について知りたいなーと思った次第です。
よろしくお教えくださいませ。
Re: 『吝』という字
ムクドリさま

漢字源によると、
「文」には、飾るという意味があるそうです。

文と口で、口先を飾って、あれこれ言い訳をして
物惜しみする様子をあらわしたものだそうです。

私たちは、「文」という字から、真っ先に、
文字とか文章を連想しますが、
本来は、文様のことだったようですね。
象形文字で、いれずみの形だという説、
土器の模様だという説、
衣服の襟の形という説などがあります。




日本語って、奥深い なー。
夢子お姉さん、『「文」には、飾るという意味がある』とお教えいただき、ありがとうございます。

なるほど、「口」は「ことば」を発する器官ですが、この器官を介して発せられる「ことば」が飾られている、ってことなんですね。

つまり、発する「ことば」は、本来的というか、生来の「ことば」ではなく、事後的に手を加えられ、加工されている、ってことですよね。いわゆる、飾言、というものですね。

物惜しみするときやケチるとき、何だかだと言い訳をする。「ことば」を飾る。本来、発するべき「ことば」に、手を加え、飾言、している。

この時の様子をとらまえて、飾ることばを述べ、本来なすべきことをしないという様子を、物惜しみするとか、ケチとかと表現するようになったんでしょうかね。

日本語って、奥深い なー。

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阪神タイガース、広島カープに2連勝。
読売ジャイアンツとの優勝決定戦に名乗りを挙げました。
おめでとうございます。
是非、リーグ優勝、してくださいね。
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日本一になって頂戴。
失礼、巨人を倒し、パリーグの覇者を倒して、日本一になって
頂戴! ってこと。
Re: 日本語って、奥深い なー。
ムクドリさま

本当に、日本語って奥深いですね。
日本語だけでなく、漢字の奥深さも加わっているから、
いっそう、複雑なのかもしれませんね。

「吝」の字を追及していると、自分でも耳が痛いです。
反省……。

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