~来ぬ人を~

定家歌碑
~来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに やくやもしほの 身もこがれつつ~ 
 (藤原定家『新勅撰和歌集』)

先日、叔母と、淡路島の歌枕・松帆の浦へ行ってきました。

まてば椎 まてば椎
叔母が以前行った時より、ずいぶん荒れていたそうです。

歌碑の背後には、「まつほ」の「待つ」にかけたわけではないのでしょうけど、
「まてば椎(しい)」の花が咲き乱れていました。
よく見ると、どんぐりもできています。

松帆の浦

松帆の浦のわずかに残る海岸を、展望台から望みました。

定家は、ここへ来て歌を詠んだわけではなく、
『万葉集』の笠朝臣金村((かさのあそみかなむら)の長歌を、
念頭に置いて、作ったといわれています。

昔は、ここで、藻塩を焼いていたのですね。
今では、ほとんど訪れる人もないようです。

昼間に行ったせいか、歌のせつなさを感じさせないほどの、
明るすぎる日差しと、のどかな鳥の声……。
それが、かえってせつなく思えてきたりします。

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コメント

身も焦がれつつ
『身も焦がれつつ』、ですか、

片恋びととしては、う~ん、わかるねえー このおうた。いやー、わかるどころじゃーないね。

どうなんでしょう、
今時分、夕暮れがすぎると、ほたるが…ひーい、ふーう、みーい、なんて、すい~、すい~、すとーん、んなんて 飛び交ってません?

あの ほたる、身を焦がしているんやー そうですね。
そうー 聞いてます。

ほたるの あの 黄色いかがやき、“いのちのひかり”って、
そのように、崇高なかがやき って感じますが、如何でしょう。

Re: 身も焦がれつつ
ムクドリさま

私も、とってもよくわかります。

ほたるが実を焦がすのも、共感を覚えて、毎年、見に行くことにしています。

> ほたるの あの 黄色いかがやき、“いのちのひかり”って、
> そのように、崇高なかがやき って感じますが、如何でしょう。

本当に、「いのちのひかり」そのものですね。
どの命も同じなのでしょうけど、目で確認したくて、
その輝きを見に行きたいと思うのかもしれません。

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