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『白月』(びゃくげつ)

旧暦8月10日 乙酉(きのととり)
  秋分初候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
旧10日の月(旧十月2014-12-01)(640×480)P1120784十日月
旧暦八月は、「月見る月はこの月の月」と
詠われた月なのに、今年は雲が多くて、
なかなか拝むことができません。

今日もちらっと見えたのですが、
すぐに雲に隠れてしまいました。
上の写真のような、少しふっくらとした
お月様です。

本当なら、『白月』の期間は、
まだ暗い二日月に始まって、
旧2日の月(旧十一月2014-12-23)(640×480)DSCN4005

五日月、
旧5日の月(旧四月2022)(640×480)DSCN2215

八日月、
旧8日の月(旧九月2020-10-24)(640×480)DSCN0217

そして、今日の十日月と、
次第に明るさを増していく
月の表情が見られるはずなのですが……。

下の写真は、去年の中秋の名月です。
旧15日の月(旧八月2022-09-10)(640×480)中秋の名月DSCN3851 (1)
古来、多くの人が、さまざまな思いを重ねて
眺めてきた月。
今から楽しみです。


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『田雲雀』(たひばり)

旧暦8月3日 戊寅(つちのえとら)
  白露次候 鶺鴒鳴(せきれいなく)
タヒバリ(640×480)DSCN6736
体調がスズメより少し大きいぐらいの地味な鳥です。
田んぼというより、湿地でよく見かけます。

畔にいたタヒバリ。
こちらは、まさしく「畔雲雀」です。
タヒバリ(640×480)DSCN5201 タヒバリ(640×480)DSCN5961

本当のヒバリ(雲雀)はこちら。
ヒバリ(640×480)DSCN6491
冠羽をたてていることが多いのですが、
立てていないと、タヒバリ(田雲雀)と似ているかな。
ヒバリ(640×480)DSCN0098

ハクセキレイ(白鶺鴒)とは全然似ていませんが、同じ仲間。
ハクセキレイ♂(640×480)DSC00322 ハクセキレイ♀(640×480)DSCN0604
紅葉の季節に、ペアでお散歩していました。
左がオスで、右の、頭と背中が灰色の方がメスです。

タヒバリは、ビンズイ(便追)にもよく似ています。
そのビンズイは、昔、「木雲雀(きひばり)」とも呼ばれていました。
ビンズイ(640×480)DSCN2483
でも、地面を歩いていることも多いです。
ビンズイ(640×480)DSCN3643
ビンズイの目の横の方には、白い斑点、その下に黒い斑点があるのが特徴です。

この中で唯一冬鳥のタヒバリが、もう少しすると、渡ってくることでしょう。

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『月待ち』(つきまち)

旧暦7月19日 甲子(きのえね)
  処暑末候 禾乃登(こくものすなわちみのる)
旧26日の月2023-04-17K会下山IMG_5640 (2)(旧閏二月)有明の月(640×480)
今年は、来週の日曜日(9月10日)が、
旧暦7月26日になります。
この日は、お休みをいただくので、
今日、二十六夜月の写真を……。
こんなに、細い細い月の出を
待ったのですね。

この光の中に、三尊仏が
見えるのでしょうか。

二十六夜の月は、深夜に出てくる月。
すっかり朝型になった私には、
なかなかこの頃の月の出を
待つことができません。
写真は、どれも、早朝に撮ったもの。
つまり、有明の月です。

上の写真は、今年の
旧暦閏2月26日の月です。

こちらは、今年の旧暦6月26日の月。
旧26日の月2023-08-13H会下山DSC00717 (1)旧六月(有明の月)(640×480)

飛鳥時代の仏像に見られるような
いわゆる、アルカイックスマイルを
たたえた口元を、
「仰月形(ぎょうげつけい)」といいます。

そういえば、笑顔の口元のように
見えますね。

『二十六夜待ち』のにぎわいは、
浮世絵にも描かれています。
深夜とは思えない……。
お祭りのようです。
(右下の写真をクリックすると、
 大きな写真が見られます)
   ↓
「東都名所高輪廿六夜待遊興之図」歌川広重【太田美術館】

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