大暑次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

今年の6月、例によって、朝、
散歩をしていると、カワウ(河鵜)が、
人間より一足先に、鰻を食べていました。
かなり大きな鰻です。
ここは、三方コンクリートの人口川。
こんなところにも、鰻はいるのですね。
じつは、ここで鰻を食べるカワウを
見たのは、これが2回目です。

前回は、すんなり呑み込んでいましたが、
今回はなかなか呑み込めず、何度も、
吐き出しては、また挑戦を繰り返していました。

何とか呑み込めたものの、くちばしの先から
尾ひれが見えています。
鰻があばれているのか、
くねくねと首が曲がっていますね。

苦しいのでしょうか。
羽をばたばた。

結局、口先から尾ひれを出したまま、
飛んでいってしまいました。
昔、鵜飼を見に行った時、鵜匠の方が、
「鰻を食べると、なかなか呑み込めなくて、
鵜は、難儀します。
鵜難儀、うなんぎ、うなぎ……。
これが、『うなぎ』の語源です」
と言っておられました。
メルマガにも書いたように、
もとは「むなぎ」だったのですから、
これは、ジョーク。
でも、本当に、難儀していました。
ちなみに、このカワウには、
足環がついています。
山階鳥類研究所に問い合わせたところ、
2013年7月に伊丹市の昆陽池で放鳥された
ヒナだそうです。
この鰻がうまく消化できていれば、
さらに寿命が延びることでしょう。
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