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『朽葉』(くちば)

旧暦11月5日 乙酉(きのととり)
  小雪次候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
朽葉(640×480)DSCN9036
毎朝の散歩道は、落ち葉の季節。
次々と降り積もっては、
人知れず朽ちていきます。
朽葉(640×480)DSCN9995

朽葉色は、今では、現代人の
イメージに合う色に
落ち着いているみたいですね。
平安時代の人々が
『朽葉』と呼んだ色とは違うのかもしれません。

朽葉(640×480)20221127_085112
身に着けるとしたら、
どの色もいい色目ですね。

散紅葉(640×480)DSC02049
散紅葉も、朽葉に変わり始めていました。
移ろいゆく季節の色を、
存分に味わいたいと思います。

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『比目魚』(ひもくぎょ)

旧暦10月28日 戊寅(つちのえとら)
  立冬末候 金盞香(きんせんかさく)
カレイ(640×480)DSCN3839
これは、ヒラメ(鮃)でしょうか、
カレイ(鰈)でしょうか?

答えは、カレイ。
おちょぼぐちで、頭を下に向けた時、
右に目があるのがカレイで、
左に目があるのがヒラメです。

カレイ(下向き)(DSCN3839
といっても、顔が砂に隠れていて、
あまりよくわかりませんね。

『比目魚』は、ヒラメと読むことも
あるので、ヒラメの写真に
したかったのですが……。

「比目」は、よく、
鴛鴦(おしどり)と並べて
使われます。
「鴛鴦比目の枕」といえば、
男女が仲良く、固い契りを
結ぶ枕のことです。
オシドリ DSCN0995 (2) (640x480)

「比目の魚」とよく似た言葉に、
「比翼の鳥」があります。
片方ずつしか翼がなくて、
雄雌並んで初めて、空を
飛べる想像上の鳥です。

比目の魚も、比翼の鳥も、
身も心もひとつということではなくて、
お互いに足りない部分を補って、
生きていくということではないかと
思っています。

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『羽織る』(はおる)

旧暦10月21日 辛未(かのとひつじ)
  立冬次候 地始凍(ちはじめてこおる)
羽織(640×480)DSCN4387
父が作ったまま、一度も袖を
通さなかった羽織です。
今では、たまに、夫が着てくれます。

羽織は、男性のものとして、発展しました。
「羽織」という言葉が、初めて
文献に登場するのは、桃山時代のようです。
この場合は、陣羽織をさすとか。
下の写真は、松本城に展示してあった
陣羽織です。
陣羽織P1020775

「羽織」の語源は、諸説あって、
わかりません。
着物の端を折って短くしたものだから、
「端折(はおり)」。
帯を締めないで放り着たことから
「放(ほう)り」が変化した。
鳥の羽毛を織り交ぜた道服(どうふく)が
起源だという説など。
道服とは、胴服とも書き、
戦国時代に武将が上着として着始めたもので、
羽織の前身だといわれます。

それにしても、男性の羽織は、
羽裏がかっこいいですね。
いただいた羽織もあるのですが、
父の羽織も、その羽織も、羽裏は、鷹。
うれしいです!
羽裏(640×480)DSCN4379

寒くなってくると、
羽織りものが重宝しますね。
着るもので上手に調節して、
風邪など召しませんように……。

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『心の紅葉』(こころのもみじ)

旧暦10月14日 甲子(きのえね)
  立冬初候 山茶始開(つばきはじめてひらく)
カエデ(640×480)P1120723
おそらくは、こんな情熱的な紅葉を
さすのでしょうけど、
紅葉といっても、さまざまですね。

カエデ(640×480)DSCN1185
どこか、寂し気だったり、
カエデ(640×480)P1070217
夢見るようだったり……。
カエデ(640×480)DSCN0464

毎朝の散歩道は、まだ薄紅葉です。
薄紅葉(640×480)P1120050
思い初めし頃のイメージでしょうか。

もしかしたら、楓の紅葉よりも、
桜や柿のちょっと落ち着いた紅葉の方が、
『心の紅葉』として、しっくりくるかも……。

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