- 2022年07月25日(月)
旧暦6月27日 己卯(つちのとう)
大暑初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

今年の大暑(7月23日)の
朝の空です。
前日頃から、空の色が
きれいな青になってきたなと
感じました。
今年は、早くに梅雨明け宣言が
出されましたが、
本当に梅雨明けらしい空になったのは、
大暑の前日あたりではないでしょうか。
白南風(しろはえ)が吹いたようにも
感じられました。
とはいえ、大暑の象徴ともいえる
向日葵(ひまわり)は、とっくに
咲いてしまって、
もう首を垂れていました。

熊蝉(くまぜみ)も、神戸では、
この時期の象徴です。
こちらは、パワー全開で、
鳴いています。

七十二候は、桐の蕾が
できる時期とされています。

毛布にくるまれたような蕾。
これで、暑い夏を
乗り切るのですね。
現代では、大暑の頃と、
夏休みが始まる時期とが重なるので、
季節の変わり目のようにも
感じられるでしょうか。
いずれにしても、元気で
過ごせますように……。
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- 2022年07月18日(月)
旧暦6月20日 壬申(みずのえさる)
小暑末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)

子供の頃、少しだけ日本舞踊を
習ったことがあります。
その時、母とそろえて買った舞扇が、
『青海波』の文様でした。
今、愛用している腰ひもも、『青海波』。
竹生島で買ったもので、招福と厄除の
文字も書かれてあります。
あと、わかりにくいのですが、地模様に
『青海波』を用いた半襟もありました。

たいてい穏やかな瀬戸内海。
『青海波』が重なるでしょうか。
『日本書紀』に、
「日本(やまと)は、浦安の国」と
あります。
浦安の「うら」は、心という意味と、
海辺という意味をかけています。
心に心配事がなく、安らかに暮らせる国、
四方の海が穏やかで、安定している国、
平和が続く国……。
日本が、そういう国でありますように……。
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- 2022年07月11日(月)
旧暦6月13日 乙丑(きのとうし)
小暑初候 温風至(あつかぜいたる)

昔は、どこでも見かけた松葉牡丹(マツバボタン)。
最近、あまり見かけなくなりました。
私が子供のころ、母が育てていて、
いつも「爪切草」と呼んでいました。
『不亡草』という異名が不似合いなほど、
愛らしい花ですね。

よく見ると、しおれた花の横に、
次のつぼみが、いっぱい控えています。

ほかにも、黄色や白など、
いろとりどりの花がありますね。
かつては、学名や英名の
「ポーチュラカ」という名で
呼ばれたこともあったそうですが、
今では、同じ仲間で、葉が幅広の
「花滑莧(ハナスベリヒユ)」を
さすようになっています。

こちらの方が、もっと強いんですって。
お株を奪われちゃったかな。
心の中の、ささやかな『不亡草』、
大切にしたいですね。
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- 2022年07月04日(月)
旧暦6月6日 戊午(つちのえうま)
夏至末候 半夏生(はんげしょうず)

土曜日は、所用で炎天下を歩きました。
ランチに立ち寄ったお店で、
付け合わせに出たかわいい『冷奴』。
メルマガに紹介した『浮世草子』の言葉どおり、
一瞬、炎熱を忘れさせてくれました。
さて、何年か前の初詣ででいただいた
ミニ奴凧(やっこだこ)にも、釘抜紋が……。

江戸っ子たちは、四角く切った豆腐を見て、
この紋を思い浮かべたのですね。
「奴(やっこ)」は、冬でも袷(あわせ)の
着物1枚で、尻はしょりをし、
ひげを跳ね上げ、
武家の供の行列の先頭に立つなど、
目立つ存在だったそうです。
ところで、どうしてこの紋を
「釘抜」というのでしょう。
昔の釘は、和釘といって、
断面が四角くなっています。
これを抜くには、この紋のような
座金を当て、万力(まんりき)のような
道具で、てこの原理を利用して、
抜くのだそうです。
なんでも、当初の奴豆腐は、
豆腐を醤油(しょうゆ)に浸して、
唐辛子(とうがらし)の粉をかけて
食べたのだとか。
~唐がらし奴豆腐や崩るらむ~
(青人)
~からいからい奴喰て泣く奴らさ~
(『冠附名付親』より)
これは、辛いのがダメな私には、
いただけないです。
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