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『群千鳥』(むらちどり)

旧暦12月29日 甲申(きのえさる)
  大寒末候 雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)
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浜辺で、30羽ほどのシロチドリ(白千鳥)が
群れていました。

私の住んでいる近辺で、こんなに群れている
シロチドリを見るのは、珍しいことです。

春から夏は、砂浜で、子育てをしていたり
するのですが、冬は、1羽で、寂しく
たたずんでいたりします。
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1羽だけ、ハマシギ(浜鷸)も混ざっていました。
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真ん中に映っている、くちばしの長い子です。

昔は、このような小型のシギ類もあわせて、
「千鳥」と呼んでいたのでしょうね。

群れが飛んで行きます。
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そういえば、今日は、旧暦の大晦日。
明日は、旧正月。

千鳥の鳴き声は、「八千代、八千代」と
聞かれたそうです。
ちょっと無理があると思いますが……。

そこから、千鳥は、ことほぎの鳥ということに
なっていたそうです。
八千代は、非常に長い年月のこと。
いつまでも、いつまでも、
平和な日々が続きますように……。

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『太公望』(たいこうぼう)

旧暦12月22日 丁丑(ひのとうし)
  大寒初候 欵冬華(ふきのはなさく)
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『太公望』という言葉からは、
夜釣りというより、土手で、
のんびりと釣り糸を垂らしている姿を
思い浮かべるのですが……。

こんな写真しかなかったので、
すみません。

前回の「虎の巻」で紹介した
『六韜(りくとう)』は、
『太公望』の作だとされますが、
彼の時代より後に書かれたものだと
いわれます。

また、「覆水(ふくすい)盆に返らず」も、
彼の故事に由来することわざです。

呂尚が、まだ『太公望』と呼ばれる前、
読書にふけってばかりなので、
彼の妻は、家を出て行ってしまったそうです。

のちに彼が、斉の王になった時、
妻が復縁を求めてやってくると、
お盆から水をこぼして、

「この水を元に戻すことができたら、
求めに応じよう」

と言ったとか。
一度やってしまったことは、
元には戻せないということのたとえです。


さて、話は変わりますが、先月、
田園地帯を歩いていて、
アオサギ(蒼鷺)が、無残な姿で
死んでいるのを見つけました。

よく見ると、両足に
釣り糸がからまっていました。
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ここまで、何とか飛んできたものの、
歩けなくて、何かに襲われたか、
餓死したのでしょう。

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元気なアオサギの姿です。

ほかにも、釣り糸や釣り針の
犠牲になった野鳥は、たくさんいます。

『太公望』のみなさん、どうか、
糸や針の始末は、
きちんとして帰ってくださいね。

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『虎の巻』(とらのまき)

旧暦12月15日 庚午(かのえうま)
  小寒末候 雉始雊(きじはじめてなく)
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昔、王子動物園で撮ったトラです。
意外と歩くのが早くて、ほとんど撮れませんでした。
連写で撮ればよかったのですが、
そんなことも思いつかなくて……。

やっと、ごろんと寝そべって、目が合いました。
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ちょっぴり舌を出したりすると、
ネコ科だなあって思います。
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ゴロニャン……。
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さて、今日は、阪神大震災から27年目。
私も、全壊したアパートから助け出してもらいました。

以来、眠る時には、
「何も起こりませんように」と
祈るようになりました。

メルマガに引用した『六韜』の「虎韜巻」、
つまり、『虎の巻』の一節、

~上は天道を知り、下は地理を知り、
  中は人事を知り……~

今だに、災害続きで、天も地も
知り得ない私たち。

でも、あの時、人の心は、
とても暖かいと、知ることができました。

感謝の気持ちとともに、忘れず、
できることを積み重ねていきたいと思います。

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『年の花』(としのはな)

旧暦12月8日 癸亥(みずとい)
  小寒次候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)
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あけましておめでとうございます。
今年も、毎朝、散歩に行く公園から、
初日の出を拝みました。

下の方には、厚い雲がたちこめていて、
しばらく待った後、まぶしい太陽が
顔をのぞかせてくれました。

新年早々、第六波が押し寄せて、
不安な幕開けとなってしまいましたが……。

邪悪なものを払うといわれる
「八つ手」に、花が咲いていました。
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難を転じるという「南天(なんてん)」には、
赤い実がなっていました。
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どうか、よい年になりますように……。

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