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『万葉の鳥』

旧暦7月23日 庚戌(かのえいぬ)
  処暑次候 天地始粛(てんちはじめてさむし)
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『万葉の鳥』

今回もソフトカバーですが、
ハードカバーのような趣のある、
落ち着いた装丁になっています。

イラストの鳥の絵が、
図鑑的に正確でないのが、
とても残念なところなのですが……。

ぜひ、探鳥会などに参加して、
実際の鳥を見る機会を
もっていただければと思います。


タイトルは、『万葉の和歌』ですが、
その後の移り変わりがわかるよう、
『万葉集』以後の和歌も紹介しています。

何百年もの時を越えて、昔の人々と、
現在の私たちをつなぐ架け橋となっている鳥たち。

さらに、未来の架け橋にもなるよう、
守っていかなければいけませんね。

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『木綿』(もめん)

旧暦7月16日 癸卯(みずのとう)
  処暑初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)
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「綿花(めんか)」が開いたところです。

綿は、アオイ科の植物。
クリーム色や、淡い紅色の花が咲きます。
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でも、「綿花」と呼ばれるのは、
実が割れて見える白い部分のこと。
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綿畑が、収穫の季節を迎えると、一面、
白い花が咲いたように見えることでしょう。

~もともと「綿」という字は、蚕(かいこ)の
繭(まゆ)からとった「わた」をあらわしたもの~
とメルマガに、書きましたが、
綿花の「わた」をあらわす字は、「棉」です。


ところで、我が家には、真綿があります。
薄汚れてしまいましたが、寒い日には、
母が、このまま広げて、背負っていました。
DSCN7585 (2)
とっても軽くて、あたたかいんです。
しかも、「真綿で首を絞める」という形容が
あるように、すごく丈夫です。

何かに仕立て直そうとして、
そのままになってしまったのかな。
ちゃんと聞いておけば、ほったらかしに
しなかったかも……。
今からでも、何かにしてみようかと
思いはするのですが、どうしよう……。

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『盆雨』(ぼんう)

旧暦7月9日 丙申(ひのえさる)
  立秋次候 寒蝉鳴(ひぐらしなく)
雨P1110541
この度の豪雨で、被害に遭われた方に、
心からお見舞い申し上げます。

天にある「盆」が、どんなに大きいのか
わかりませんが、このところ、
『盆雨』という表現以上の
すごい雨が多いですね。
しかも、何回盆をひっくり返すのかと
思うくらい、降り続きます。
雨(20210309明石)P1030005

先日、家の庭に、
薄羽黄蜻蛉(ウスバキトンボ)が
やってきてくれました。
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お盆の頃によく見られるということで、
精霊蜻蛉(しょうりょうとんぼ)とも
呼ばれます。
亡くなった人の魂が乗ってくるのだとか。

心配性の母が、見に来てくれたのかもしれません。

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『清風』(せいふう)

旧暦7月2日 己丑(つちのとうし)
  立秋初候 涼風至(すずかぜいたる)
朝焼けDSC09802 (2) (640x480)
写真は、立秋の日の朝焼けです。
7日、8日と、早朝は、
わりと涼しい風が吹きました。

でも、懐かしい友だちほどの
うれしさではなかったかな。


8月7日は、母の命日なので、
早めのお墓参りに行きました。

厳しい暑さだったのですが、ここでも、
時々、いい風が吹いてきました。

その時、昼間なのに、蜩(ヒグラシ)の声が……。

この声こそ、「清風故人来る」の
『清風』に匹敵するものでした。

がんばって、見つけましたよ!
どこにいるか、わかりますか?
ヒグラシDSC09886 (2) (640x480)

ちょうど、真ん中あたり。

でも、見つけたのは、
鳴いていたヒグラシではなく、
どうも、鳴かないメスのようです。
ヒグラシDSC09898 (2) (640x480)

結局、オスは見つけられませんでしたが、
懐かしい人に会えたような、
すがすがしい気持ちになれました。

この場合は、旧友ではなく、
亡くなった人という意味の「故人」でも
いいかもしれませんね。

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『吉丁虫』(きっちょうむし)

旧暦6月24日 壬午(みずのえうま)
  大暑末候 大雨時行(たいうときどきにふる)
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先日、いつものように早朝、散歩をしていたら、
雀(スズメ)が、何かつつきまわしています。

最近、よく蝉をつかまえて
振り回しているところを見るので、
そうだろうと思って近づくと、
スズメは、飛んでいきました。

地面に残されたのを見ると、
何と、玉虫(タマムシ)でした。
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まだ生きているようなので、
夫が、指をさしのべると、
すがるように、つかまってきました。
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そのあと、幹にとまらせてあげたのが、
最初の写真です。

今年は、死んでいるのも含めて、
3回見かけました。
市街地の公園に、タマムシがいることに
びっくり。

昔からの言い伝えどおり、
いいことが起こる前触れだといいですね。

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