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『玉簾』(たますだれ)

旧暦6月17日 乙亥(きのとい)
  大暑初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
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この花から、『玉簾』を連想するなんて、
驚きだと思ったのですが、
みなさんはいかがでしょうか。

P1140948タマスダレ (2) (640x480)
整った形の花は、すっきり。
でも、宝石に見立てるには、
無理があるような気がします。

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葉はまばらですが、蕾なら、
玉に見えますね。

さて、『玉簾』と聞いて、この花よりも、
「南京玉すだれ」を思い浮かべられた方も
多いのではないでしょうか。

「アさて、アさて……さては南京玉すだれ 」
調子のいい節回しにのって、
簾を、さまざまな形に変えて見せる芸。

大いに楽しませてくれる、
すばらしい簾ということで、
この場合の『玉簾』は、簾の美称ですね。

P1050503タマスダレ (2) (640x480) P1080448タマスダレ (2) (640x480)
いずれにしても、子どもの頃、隣のお家に、
この花があったので、見つけると、
とても、懐かしい気持ちになります。

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『土用間』(どようあい)

旧暦6月10日 戊辰(つちのえたつ)
  小暑末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
空DSCN6690 (3) (640x480)
18日(日)の早朝は、『土用間』と呼びたくなるような
気持ちのいい風が吹いていました。
土用の間も、毎日、こんな風が吹くといいな。

翼果DSCN6703 (2) (640x480)
楓(カエデ)の翼果が、いっぱいできていました。
風に乗って、舞うところが見れるかなと思いましたが、
まだ、先のようです。

リンゴDSCN6764 (2) (640x480)
林檎(リンゴ)の実も!
涼しいと、余裕をもって景色を眺められるからか、
いろいろなものが見つかります。

ニイニイゼミDSCN6760 (640x480)
熊蝉(クマゼミ)も大きな声で鳴いていましたが、
そんな中で、にいにい蝉を見つけました。

日中は、じりじりと気温が上がって、
涼しい風もどこへやら。
土用入りしてからの暑さが思いやられます。

~数ならぬ 身のうき雲を 吹き払へ
  我を思はむ 心あひの風~ (慈円)

憂鬱な思いも、暑さも、コロナ禍も、
吹き払ってほしい……。
そんな気持ちを察して、
『土用間』が吹いてくれますように……。

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『一つ蓮』(ひとつはちす)

旧暦6月3日 辛酉(かのととり)
  小暑次候 蓮始開(はすはじめてひらく)
DSCN7729ハス (2) (640x480)
よく行く明石市の田園地帯には、蓮池があります。
観賞用の蓮ではなく、蓮根を採るための蓮なので、
蓮根畑といった方が正しいのでしょうね。
ふんわりとした、やさしい雰囲気の花が咲きます。

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葉陰に隠れるように咲いている花も
よく見かけます。

DSCN8672 (2) (640x480)
葉っぱに比べると、花が小ぶりなような気がします。

こちらは、兵庫大仏ですが、仏様の
蓮の台座は……。
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とっても大きいですね。

天国には、こんなに大きな蓮が
咲き乱れているのでしょうか。

「一つ蓮の縁」も、この世の縁が
あればこそですものね。
大切にしたいと思います。


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『洒涙雨』(さいるいう)

旧暦5月26日 甲寅(きのえとら)
  夏至末候 半夏生(はんげしょうず)
P1110526 (640x480)
笹の葉だったらよかったのですが、
南天の葉に降りかかる雨です。

「洒」には、そそぐ、とか、洗う、という
意味があります。

『洒涙雨』を、涙が降りそそぐ雨、
と、とらえることもできますし、
涙雨が降りそそぐとも考えられますね。

七夕の『洒涙雨』の場合は、このどちらか
でしょうけど、もうひとつ、
「涙を洗う雨」というのもあるなと思いました。

雨の中で、泣きたいだけ泣いて、
あとは、きっぱり忘れるという場面も
あるのではないでしょうか。


ところで、七夕にちなんだ雨に、
「洗車雨」というのもあります。

こちらも、7月6日説、7日説、両方あるのですが、
織姫を乗せた牛車を洗うように濡らす雨。

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以前、雨の日に乗ったバスの中から
撮った写真です。
牛車に、ガラス窓がついていたら、
こんな感じなのかもしれませんが……。


七夕まつりを、月遅れで行う地方も、
まだまだありますね。
12年前の8月7日に、たまたま
彦根に行ったら、七夕まつりの日でした。
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今年は中止だそうです。
来年は、もとどおりできるといいですね。

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