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『桜狩り』(さくらがり)

旧暦2月17日 丙子(ひのえね)
  春分次候 桜始開(さくらはじめてひらく)
DSCN3633 (640x480)
毎朝の散歩コースにも、
桜がたくさん植えられているので、
先日から、『桜狩り』の日々が
続いています。

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まだまだ蕾もたくさんあるので、
桜雨にも花嵐にも負けずに、
当分、楽しませてくれると思います。

上の写真2枚は、朝6時半頃の写真。
朝日に照り映えて、桜色が初々しく見えます。

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こちらは、8時頃。
同じ朝桜でも、ずいぶん印象が違います。
DSCN3650 (640x480)
昼間と変わりないですね。

最近は、早く寝るので、夜桜を見る機会が
少なくなりました。
今日(29日)は満月。
明日からは、有明の月と桜の取り合わせを
楽しみにしています。

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『連雀』(れんじゃく)

旧暦2月10日 己巳(つちのとみ)
  春分初候 雀始巣(すずめはじめてすくう)
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連なっています。
だいぶん、密ですね~。
目白押しならぬ連雀押しとでもいえそうな・・・。

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飛ぶ時も連なって・・・。

今年は、毎朝の散歩コースに、
何度も飛来してくれました。

ヒレンジャクはどちらかというと関西に、
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キレンジャクは、関東に多いといわれるのですが、
DSCN3458 (640x480)

1月は、ヒレンジャク(緋連雀)中心の群れ。
2月は、ヒレンジャクだけの群れ。
3月は、キレンジャク中心の群れが2回。

じつは、去年も、結構たくさん飛来したのです。
2年連続、当たり年だったので、来年はどうでしょう。

DSC06308 (2) (640x427)
いっしょにいることも……。

宿木(ヤドリギ)の実が大好物といわれますが、
こちらには、ヤドリギはありません。
鼠黐(ネズミモチ)の実を食べ、
海桐花(トベラ)の実を食べ、
先日は、柳(ヤナギ)の花を食べていました。

豊作どころか、彼らにとっては、
食べ物がないのではないかと心配になります。

そろそろ、北へ帰る時期。
お腹いっぱい食べて、元気で、また来てね。

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『化蝶』(けちょう)

旧暦2月3日 壬戌(みずのえいぬ)
  啓蟄末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
DSCN3181モンシロチョウ・ヒメジョオン (2) (640x480)
「菜虫」は、菜を食べる虫のこと。
「菜」は、おかずとなる草。
その多くは、アブラナ科の植物です。

アブラナ科の植物を食べるのは、青虫、
つまり、紋白蝶(モンシロチョウ)の幼虫です。

ということで、七十二候の「化蝶」は、
モンシロチョウになるいうわけですね。

今年はまだ、蝶を見ていません。
なので、何年か前のモンシロチョウです。
姫女苑(ヒメジョオン)の蜜を吸っていました。

でも、お金が化した蝶は、どんな蝶でしょう。

色からすると、
DSC01145テングチョウ (2) (640x480)
天狗蝶(テングチョウ)とか、

DSCN9348ジャノメチョウ (2) (640x480)
蛇の目蝶(ジャノメチョウ)とか、

DSC05910 (2) (640x480)
黒日陰蝶(クロヒカゲ)とか、

DSC00935 サトキマダラヒカゲ(2) (640x480)
里黄斑日陰蝶(サトキマダラヒカゲ)
という雰囲気かな。

でも、電子マネーになってくると、
蝶になる間もなく、消えていくのかもしれませんね。

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『割殻』(われから)

旧暦1月25日 乙卯(きのとう)
  啓蟄初候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
DSCN3789 (2) (640x480)
去年、リニューアル前の須磨水族園で
写した『割殻』です。

下の写真は、「アマモ(甘藻)」の水槽。
この中にいると表示されていたので、
一生懸命探してみたのですが・・・。
DSCN3786アマモ (640x480)

結局見つからず、隣にあったモニターの
映像を、すごーくアップにして写したのが、
最初の写真です。
こんなに海藻と同化していれば、
わからないですよね。

「われから食わぬ上人(しょうにん)はなし」
ということわざもあるほどです。

どんなに戒律を守って、肉食を断っている
高僧でも、気づかずに、海藻についている
『割殻』を食べてしまうことがある……。
つまり、人のすることに絶対ということは
ないということだそうです。
DSC08655 (2) (640x480)

メルマガで紹介した和歌は、『伊勢物語』にも
登場します。
こちらは、藤原高子の作となっているのですが、
とりあえず、和歌の訳を……。

~海人(あま)の刈る 藻に住む虫の
 われからと 音(ね)をこそ泣かめ
 世をば恨みじ~
  (藤原直子『古今和歌集』)

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 漁師の刈る海藻に住んでいるわれから……。
 そう、すべては私から始まったことだもの、
 声をあげて泣いても、ふたりの仲を
 恨んだりはしない。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

大好きな歌なので、ぜひ、本物の『割殻』を
見てみたいと思っているのですが……。

もしかしたら、知らないうちに食べているかも。
まさか……。

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『双葉』(ふたば)

旧暦1月18日 戊申(つちのえさる)
  雨水末候 草木萌動(そうもくめばえいずる)
DSCN3017 (640x480)

いつもの散歩道に、『双葉』がいっぱい
出ていました。
葉っぱの長さが、1センチもないぐらいの
小さな『双葉』です。
DSCN3014 (640x480)
ひしめき合って、空を見上げていました。
もう少しすると、何の草かわかるかな。

こちらは、踊っているような『双葉』ですね。
DSCN7020芽 (640x480)

以前、種から育てたユウガオ(夕顔)は、
しっかりとした、力強い『双葉』でした。
DSCN6469ユウガオ (2) (640x480)

こちらは、カワラナデシコ(河原撫子)の
『双葉』。
直径7センチほどの育苗ポットの中に、
2ミリほどの葉っぱが二つ。
DSC01800河原撫子 新芽 (2) (640x480)

『後撰和歌集』にこんな歌があります。

~ふた葉より わがしめゆひし なでしこの
   花のさかりを 人に折らすな~
            (よみ人しらず)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 双葉の頃から、しめ縄を張って、
 守り育ててきたなでしこを、
 花の盛りになって、人に折らせるなよ
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

この歌の場合の「なでしこ」は、
女の子の比喩なんですけど、
こんなに小さな『双葉』から育てた
ナデシコは、愛おしさもひとしおです。

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