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『寒の内』(かんのうち)

旧暦12月13日 癸酉(みずのととり)
  大寒次候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
夕陽DSCN1933 (640x480)
風景にも、「寒」のつく言葉がたくさんあります。
写真は、夕暮時に焦点を当てれば、「寒暮(かんぼ)」。
夕焼けに着目すると、「寒夕焼(かんゆうやけ・かんゆやけ)」。
林に目を向けると、「寒林(かんりん)」。

特に、生あるものに、「寒」がつくと、
寒々と見えるというだけでなく、
寒中に、精一杯生きている命を感じます。

二十日月DSCN2054 (640x480)
「寒月」と椋鳥(ムクドリ)ですが、
『寒の内』に見かける小鳥は、
「寒禽(かんきん)」といいます。

ヒレンジャクDSC05395 (640x427)
同じ「寒禽」でも、緋連雀(ヒレンジャク)だと、
華やぎが感じられますね。
DSCN2958ヒレンジャク (640x480)

そして、「寒梅」。
こちらは、春が近いことを感じさせてくれます。
寒梅P1150913 (640x480)

春は、厳しい冬のあとに来る……。
これが、自然の摂理なのですね。

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『鈴鴨』(すずがも)

旧暦12月6日 丙寅(ひのえとら)
  小寒末候 雉始雊(きじはじめてなく)
DSCN4264(2) (640x480)
一昨年に、加古川河口で撮った
『鈴鴨(スズガモ)』の群れです。
実際には、とても遠くて、その上、
車や工場の騒音にかき消され、
羽音はよく聞こえませんでした。

明石のため池にもたくさん、渡ってきていました。
DSCN2301 (640x480)
ここは静かで、小さな群れが飛び交うたびに、
ささやかな羽音が聞こえます。
たしかに、涼やかで心地よい音。
昔の人は、これを鈴の音にたとえたんだなと思いました。

真ん中が、オスの『鈴鴨』。
両端が、メスです。
DSCN5569スズガモ (2) (640x480)
オスは、緑色の光沢がある黒い頭。
背中は黒と白の細かい波模様で、
脇からお腹にかけての白色が、遠くからでも目出ちます。

メスは、全体に茶色で、くちばしのつけ根が
白くなっているのが、特徴です。

ちなみに、「頬白鴨(ホオジロガモ)」はこちら。
左がオス、右がメスです。
DSCN5576 (2) (640x480) DSCN3554 (3) (640x480)
ホオジロガモの羽音は、まだ聞いたことがありません。
いつか聞いてみたいな・・・。

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『心の松』(こころのまつ)

旧暦11月28日 己未(つちのとひつじ)
  小寒次候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)
マツP1070854 (640x480)
何年か前に、京都御苑で撮った松です。
こんな力強い松が、心の中にあれば
いいのですが、なかなかそうはいきませんね。

マツDSCN1819
松江城のお堀端だったと思うのですが、
痛々しいこんな松かも・・・。

DSCN0716マツ (640x480)
こちらは、琴引浜の松。
ひょろっとしたこんな松かな。

P1100078マツ (640x480)
自分では、こんな光景が、
心の中にあるような気がしているのです。
明石の住吉神社から見たすがすがしい松並木です。

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『牛根性』(うしこんじょう)

旧暦11月21日 壬子(みずのえね)
  冬至末候 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)
DSCN1780 (2) (640x480)
明けましておめでとうございます。
今年の初日の出です。

ずっと下の方に、暑い雲がたちこめて、
その間から、一旦は顔をのぞかせたのですが、
すぐに隠れてしまいました。
DSCN1770 (640x480)

その後、雲の上に出てきたのですが、
また、雲に隠されてしまいます。
DSC02470 (2) (640x480)

そして、一番最初の写真。
ついに雲の上から、まぶしく輝く姿を
あらわした瞬間です。

ずっと応援するような気持ちで、
初日を眺めていましたが、
逆に、励まされたような気分になりました。

丑年ですね。
写真は、葵祭の牛車。
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もくもくと歩みを続けていた牛の
静かな眼が、印象的でした。
blur_edges_202101032120562fa.jpg
今年は、より『牛根性』が求められる
年になるのかもしれません。
粘り強く、こつこつと、できることを
積み重ねていきたいと思います。

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