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『細愛壮子』(ささらえおとこ)

旧暦8月12日 甲戌(きのえいぬ)
  秋分次候 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
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写真は、27日(土)に撮りました。
旧暦八月十一日の月です。
小さな、いい男……と思えるでしょうか。

とりあえず、メルマガで紹介した和歌の訳を
紹介します。

~山の端(は)の ささらえ壮子(おとこ)
  天(あま)の原 と渡る光 見らくしよしも~
       (大伴坂上郎女  『万葉集』)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 山の稜線近くの可愛くて素敵なお月さまが、
 大空を渡っていく輝きを見るのは、
 いいもんだなぁ。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

「ささらえおとこ」の「ささら」を、
細いと解釈して、
上弦の月をいったのではないかと
いう説もあります。
八日月・半月DSCN9864

さて、今年の中秋の名月は、10月1日。
去年の中秋の名月は、雲で
よく見えませんでしたが、
今年は、晴れそうですね。
それまでも、お天気はよさそうですから、
存分に素敵な男性を重ねてみることが
できそうです。

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『鶴寿』(かくじゅ)

旧暦8月5日 丁卯(ひのとう)
  白露末候 玄鳥去(つばめさる)
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去年の6月に、根室に行った時見た
タンチョウ(丹頂)の親子です。
普通、タンチョウは、卵をふたつ産むので、
順調にいけば、、2羽の子どもを連れています。
あとから聞いた話では、この時は、
1羽、怪我をして保護されていたそうです。
本当に、家族そろって、長生きしてほしいですね。

ツルの仲間には、タンチョウのほかに、
マナヅル(真鶴・真名鶴)や
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ナベヅル(鍋鶴)などもいます。
DSCN1802 (640x480)
どちらも、鹿児島県出水市に行った時の写真です。
この時の飛来数は、13590羽。
万羽鶴の飛翔です。
DSCN1865 (640x480)

タンチョウもマナヅルもナベヅルも、
かつては、日本全国で見られたとか。
長寿の象徴が、どこででも見られなくなったのに、
平均寿命は伸びていっているとは皮肉ですね。

さて、「つる」の語源は、
落語では、オスが「つ~」と飛んできて、
メスが「る~」と飛んでくるなどといっていますが、
鳴き声から来ているという説、
朝鮮語が由来の外来語だという説、
連なるから「つる」になったという説など、
さまざまです。
DSCN6527 (640x480)
『万葉集』では、「たづ」となっています。
これも、いろいろ説があるのですが、
「つ」は、「の」という意味の古語。
田の鳥という意味の、「田づ鳥」が
変化したのではないかと思っています。

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『簓音鳥』(ささらおとどり)

旧暦7月27日 辛申(かのとさる)
  白露次候 鶺鴒鳴(せきれいなく)
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今年は8月29日に、早々と、
モズの高鳴きを聞きました。
その時は、姿を見ることができず、
これから、いつでも見られるだろうと
思っていたら、声もそれっきり。

モズの高鳴きは、縄張り宣言の声で、
縄張りが確定すると、
ほとんど鳴かなくなるといいます。
とすると、ひと鳴きで、
確定してしまったのでしょうか。

写真は、去年の秋の、モズ。
オスです。

下の写真は、メス。
DSCN8797モズ (2) (640x480)

オスよりも淡い色で、かわいいのですが、
気が強く、メスも高鳴きをします。
ちょうど鳴いているところです。
C0002モズ_Moment (2) (640x480)

さて、モズの高鳴きや警戒音など、
さまざまな声は、こちらから聞けます。
   ↓
モズ(【バードリサーチ鳴き声図鑑】)

また、簓(ささら)の音は、編木(びんざさら)の
動画しかありませんでしたが、
こちらから聞くことができます。
   ↓
【アジアの楽器図鑑 びんざさら】

下の動画のように、早く鳴らすと、似ていませんか?
   ↓
【ささら いろんな音の出し方研究中!?】

擦り簓は、もっと似ているのかもしれません。

「百舌鳥(もず)の高鳴き七十五日」
ということわざがあって、
モズが高鳴きしてから、75日で、
霜が降りるといわれます。
今年は、霜が降りるのが早いのでしょうか。

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『露葎』(つゆむぐら)

旧暦7月20日 壬丑(みずのえうし)
  白露初候 草露白(くさのつゆしろし)
DSCN7641露 (2) (640x480)
根室に行った時の写真です。
6月の初めなのですが、早朝、
露が降りていました。

まんまるの露です。
メルマガで紹介した歌のように、
月影は映ってはいませんでしたが、
大きくしてみると、ほかの葉っぱが
映っているようで、きれいです。
DSCN7641露 (3) (640x480)

今日のお散歩でも、ところどころ、
露が見られました。
これは、雨のしずくが残っていたのでしょう。
DSCN9009 (640x480) DSCN9002 (640x480)

それにしても、自然は、荒れ狂う時も、
分け隔てなく、ところかまわず、
容赦もありません。
何とか被害を免れますように……。

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