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『六月無礼』(ろくがつぶれい)

旧暦6月7日 辛未(かのとひつじ)
  大暑次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
DSCN7166ハシブトガラス (640x360)
お腹の羽毛が抜けて、地肌をあらわにした
ハシブトガラス(嘴太烏)。
毎年、5月の終わり頃から7月にかけて
見られるのですが、暑いからではないのです。

これは、抱卵斑(ほうらんはん)といって、
卵を抱く時、体温が直接伝わるように、
羽毛が抜けた状態。
こうやって、卵をあたため、ヒナを抱くのかと思うと、
ちょっと、痛々しいです。

お腹の羽がなくても、やはり、暑いのでしょうね。
口をあけて、暑さをしのいでいます。
DSCN6796 (640x480)
犬が舌を出して、はあはあ言っているのと
同じです。

今年は、梅雨が長引いていますが、
梅雨明けと同時に、
猛暑がやってくるのでしょうか。
くれぐれも、おからだを大切に……。

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『衣脱ぎ』(きぬぬぎ)

旧暦5月30日 甲子(きのえね)
  小暑末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
DSCN7571ヘビ (640x480)
以前、六甲山で見つけた「蛇の衣(きぬ)」です。
蛇は、旧暦6月1日に限らず、条件さえ整えば、
温暖な時期に、何度か脱皮するそうですね。

蛇の抜け殻は、お金がたまるお守りだとも
いわれます。
財布に入れておくといいのだとか。
でも、さすがに持っては帰れませんでした。
上の蛇は、シマヘビ(縞蛇)でしょうか。

下の写真は、別の日に見つけたのですが、
きっと、マムシ(蝮)ですよね。
DSCN8236マムシ (640x480)

それにしても、人も、皮を脱ぐことができたら、
さっぱりするでしょうね。
お肌が若返るような気がして、うれしい日になるかも・・・。

メルマガでは、脱皮について触れましたが、
私たちの暮らし方も、変わるべき時期が
来ているのかもしれませんね。
どのように脱皮するのがいいのか、
考えてみたいと思います。

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『断梅』(だんばい)

旧暦5月23日 丁巳(ひのとみ)
  小暑次候 蓮始開(はすはじめてひらく)
ウメ DSCN2072(2) (640x480)
「入梅」と対比させると、『断梅』の意味も
想像がつきますが、字だけを見ると、
梅を伐るみたいですね。

昔のことわざに、「桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」が
あります。
梅は、伐った方が、よく花や実をつけるそうです。

じつは、我が家の梅、今年は全然実が
なりませんでした。
花はたくさん咲いたのですが……。

去年まで、少ないとはいえ、毎年、
実っていたのに……。
伐らなかったのが、いけないのかな。


さて、梅雨明けの平年値は、
だいたい、大暑の頃になっています。
今年は、豪雨が続くせいか、
長く感じられます。

今朝、梅雨の晴れ間をぬって、
熊蝉(クマゼミ)が鳴き出しました。
クマゼミDSCN3235140726
よく見ると、かわいい目をしています。
クマゼミDSCN6480 (640x480)
なにはともあれ、豪雨を断ってほしいものです。


それから、メルマガで紹介した、中野耕史さんの動画、
興味深い話題がいっぱいです。
ぜひ聞いてみてください。
   ↓
『ラジオDJ中野耕史の「伝え方」研究所』

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『半夏雨』(はんげあめ)

旧暦5月16日 庚戌(かのえいぬ)
  夏至末候 半夏生(はんげしょうず)
DSCN7712 (640x480)
まだ、雨が降り続くようで、心配です。
コロナ禍もおさまっていないというのに……。

写真は、日曜日の朝の六甲の山々です。

「半夏生」の「半夏」は、カラスビシャク(烏柄杓)のこと。
6年前に滋賀県に行った時は、
5月なのに、もう畔に生えてきていました。
カラスビシャクP1100143

半夏は、こんなにずれているのに、
『半夏雨』の方は、毎年同じような時期に、
しかも、どんどん激しさを増しているような……。

今はただ、これ以上の被害が出ないよう、
祈るばかりです。

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