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『さみだれ髪』(さみだれがみ)

旧暦5月22日 壬辰(みずのえたつ)
  夏至初候 乃東枯(なつかれくさかるる)
DSCN2272 (640x480)
京都の『風俗博物館』では、
毎回、『源氏物語』の名場面が、
忠実に再現されています。

私はずいぶん前に訪れたのですが、
その時は、葵の上の出産の場面でした。
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白い装束の葵の上にとり憑いているのは、
六条の御息所。

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よりましに霊をのり移らせます。

話が『さみだれ髪』から、
離れてしまいましたが、
この時代は、乱れ髪といっても、
風情がありますね。

私も、この時期は、
髪の毛がまとまらなくて、困る方です。
風情も何もない、単に乱れた
『さみだれ髪』にならないように、
四苦八苦しています。

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『小無花果』(こいちじく)

旧暦5月15日 乙酉(きのととり)
  芒種末候 梅子黄(うめのみきばむ)
DSCN5181イヌビワ (640x480)
だんだん色づいてきました。
DSCN7858イヌビワ (640x480) DSCN2674イヌビワ (640x480)
色とりどりできれいです。

無花果(イチジク)と同じように、
枝を伐ると、白い汁が出るそうです。
「乳の木」がイヌビワではないかという説も、
そんな理由からです。

秋になって熟すると、食べられるというのですが、
イヌビワコバチ(犬枇杷小蜂)と共生していて、
実の中にいると聞いては、口にする気がしませんね。
DSCN9956イヌビワ (640x480) DSCN5182イヌビワ (640x480)

人間が食べなくても、動物たちが
喜んで食べるそうです。

上皇様は、もう育てておられるのでしょうか。

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『麦蝉』(むぎぜみ)

旧暦5月1日 辛未(かのとひつじ)
  小満末候 麦秋至(むぎのときいたる)
DSCN9927ニイニイゼミ (640x480)
すっかり木と同化してしまっている
ニイニイゼミ(にいにい蝉)。
わかりますでしょうか。

こちらなら……。
DSCN9929ニイニイゼミ (640x480)
といっても、同じようなものですね。

鳴き声も、他の蝉が鳴き出すと、
かき消されてしまいそう。
   ↓
【ニイニイゼミの鳴き声】
(兵庫県立人と自然の博物館)


アブラゼミ(油蝉)と並んで鳴いていました。
DSCN9945アブラゼミ・ニイニイゼミ (640x480)
大きさの違いが、よくわかりますね。

ニイニイゼミは、梅雨明けとともに
鳴き出すともいわれます。
でも、『麦蝉』「麦刈り蝉」という異名が
あることを思うと、もう少し早くから
鳴き出すのでしょうか。

ちなみに、写真は、すべて去年の
7月下旬に写したものです。

今年は、もっと早くから、注意して、
耳を傾けてみたいと思います。

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