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『西洋柊』(せいようひいらぎ)

旧暦11月18日 庚寅(かのえとら)
  冬至初候 乃東生(なつかれくさしょうず)
P1070397セイヨウヒイラギ (640x480)
近縁の仲間を含めて、『西洋柊』、あるいは、
「柊黐(ひいらぎもち)」と呼ばれてきました。

でも、厳密に、ヨーロッパ原産の
イングリッシュ・ホーリーだけを『西洋柊』と呼び、
アメリカ産や中国産のものと
区別することもあります。

日本で多く出回っているのは、中国産。
この種だけを、「柊黐」と呼んだり、
「志那柊(しなひいらぎ)」と呼んだりもします。
写真も、じつは、こちら。
葉っぱの形が独特ですね。

三宮のフラワーロードを歩くと、ちょうど
たくさんの実をつけていました。
DSCN9354 (640x480)

低い場所でも、葉っぱは丸くなっています。
DSCN9370 (640x480)

「柊(ひいらぎ)」の花は、こちら。
P1080643ヒイラギ (640x480) DSCN4063ヒイラギ (640x480)
少し前まで、とってもすがすがしい香りを
漂わせていました。

DSCN4537ヒイラギ (640x480)
4月の終わり頃の青い実。
楕円形です。
だんだん、黒くなっていきます。

魔よけや、永遠の象徴とみなすのは、
日本と共通していますが、
洞察力というのは、西洋独特ですね。

「洞察」を辞書で引くと、
「物事を観察して、その本質や、
奥底にあるものを見抜くこと」。
見通すことという意味もあります。

洞察力を養って、来年は実り多い一年に
したいものです。

みなさんも、よいお年を!

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『つとめて』

旧暦11月11日 癸未(みずのとひつじ)
  大雪末候 鱖魚群(さけのうおむらがる)
DSCN9662 (640x480)
とっても寒い朝でしたが、澄み切った空気の中で、
美しい日の出が見られました。

『枕草子』より……。
~冬は、つとめて。
 雪の降りたるは、言ふべきにもあらず~
P1150817雪 (640x480)
何年か前に、掬星台に初日の出を
見に行った時は、
うっすらと雪が積もっていました。

~霜のいと白きも~
P1080716霜 (640x480)
こちらは、森林植物園に歩いて行く途中。

~また、さらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、
 炭持てわたるも、いとつきづきし~
(また、そうでなくても、とっても寒い日に、
 火などを急いでおこして、炭火を運んでいくのも
 大変冬の早朝にふさわしい)
火鉢 (640x525) P1150852火鉢 (640x480)

さすがに、当時のような炭櫃や火桶の
写真はないので、風情はありませんが、
摩耶山天上寺に初詣に行くと、
お庭に火鉢を置いてくれていました。

あと、2週間で今年も終わりなんですね。
早いなあ。

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『冬日和』(ふゆびより)

旧暦11月4日 丙子(ひのえね)
  大雪初候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
DSCN9318 (640x480)
8日の朝、散歩した時の空です。
冬晴れという意味での『冬日和』なら、
こんな感じなのでしょうね。
この日は、まだ、それほど寒さはこたえませんでした。

ですが、9日は、ぐっと冷え込みましたね。
ちょうど、滋賀県の東近江市に行っておりました。
七十二候の通りの空をふさぐようにたれこめる雲。
北風も吹いて、みぞれも舞って……。

いかにも冬らしい天気と聞いて、
私が思い浮かべるイメージは、
こちらの方かもしれません。
DSCN9326 (640x480)

そんな中、なんと、夏に咲くはずの
梅花藻(ばいかも)が咲いていました。
DSCN9532 (640x480) DSCN9534 (640x480)
この辺りは湧き水で、水の温度も一年中
それほど変わらないのだそうですが……。
可憐な花が、健気に見えました。

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『山橘』(やまたちばな)

旧暦10月26日 己巳(つちのとみ)
  小雪末候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
DSCN1472ヤブコウジ藪柑子 (640x480)
「藪柑子(やぶこうじ)」の「柑子」も、ミカンの一品種名。
柑子のことを、古くは、「柑子橘(こうじたちばな)」とも
いいました。

また、「柑子」を、ミカンの総称としても
使ったこともあったようです。

「藪柑子」の異名には、「藪橘(やぶたちばな)」
というのもあります。
どうしても、ミカンに重ねられてきたのですね。

さて、メルマガの和歌の夢子語訳を……。

~あしひきの 山橘の 色に出でて
 わが恋ひなむを 止め難(かて)にすな~
  (作者未詳 『万葉集』)

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 山橘みたいに、はっきりと表面に出して
 私は恋をしようと思うねん。
 あなたも、中途半端な態度を
 とらんとって。
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DSCN8828ヤブコウジ (640x480)

そうそう、『山橘』は、中世の一時期、
牡丹(ぼたん)の異名としても使われたようです。
藪柑子とはイメージが全然違いますね。
DSCN8889ボタン (640x480)

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