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『霜消し』(しもけし)

旧暦9月21日 甲午(きのえうま)
  霜降次候 霎時施(こさめときどきふる)
DSCN8812 (640x480)
私も夫も飲まないのですが、
一応、父が使っていた徳利とお猪口を
置いていました。
久しぶりに出してきて、
写真を撮ったのですが、
もう使う機会はないかな……。

よく見ると、徳利には、
~和田の原 八十島かけて
 こぎいでぬと
 天のつり舟~
と書かれていました。

あらあら、「人には告げよ」が
省略されていたんですね。

お猪口は、さらに短く、
~和田の原 八十島かけて
 天のつり舟~
でした。

今になって、初めて気づきました。

これは何かの謎でしょうか。
「人には告げるな」
ということだったりして……。


さて、ちんちんと泡立つほど、
熱く燗(かん)したお酒を
「霜降り燗」というそうです。

お酒って、ちんちんに熱すると
泡立つんですか?
知りませんでした。

父は、燗する時、「人肌(ひとはだ)」
と言っていた記憶があります。
今思うと、この表現も素敵ですね。

飲めたら、もっと言葉の世界も
広がったかもしれないと思う時もあります。

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『美人の日本語』文庫版、重版のお知らせ

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『美人の日本語』文庫版に重版がかかりました。
文庫版だけで、8刷りとなります。

前回も書きましたが、単行本が出版されたのは、
2005年のことです。

当時は、まだ未熟だった分、元気で、
ひたむきだったかもしれません。

でも、変わらないのは、みなさんへの
感謝の気持ちです。

本当に長い間、ありがとうございます!!!

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『継華』(けいか)

旧暦9月14日 丁亥(ひのとい)
  寒露末候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
DSCN8135 (640x480)
「お月さまいくつ、十三七つ、
 まだ年ぁ若いな」

というわらべ歌、
ずっと、どういう意味か
わかりませんでした。

「十三七つ」というのは、
十三夜の七つ時という意味だそうです。

七つ時は、今の午後4時ごろのこと。

出てきたばかりなので、まだ若いというわけです。

今年の十三夜の月の出は、神戸で、
午後3時45分。

なるほど、そういうことだったのですね。

写真は、だいたい十三七つのお月さまです。
まだ、空は明るくて、
本当に初々しい感じがしました。

「十三夜に曇りなし」のことわざどおり、
この後も、澄んだ空で輝き続けてくれた『継華』。
十五夜に比べると、若々しい雰囲気を、
持っているような気がします。

十三夜DSCN8164

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『千代見草』(ちよみぐさ)

旧暦9月7日 庚辰(かのえたつ)
  寒露次候 菊花開(きくのはなひらく)
DSCN3510 (640x480)
明石公園の菊花展には、よく行きます。
この写真も、何年か前に行った時のものです。
亡くなった叔母など、毎年楽しみにしていました。
DSCN3511 (640x480) P1050639 (640x480)
今年は、10月20日からだそうです。

もうひとつの「千代見草」、松のように
仕立てたものもありました。
08 11 1 明石公園 6 (640x480) 08 11 1 明石公園 5 (640x480)
見事ですね。

そういえば、友達の妹さんが、菊農家に嫁いで、
「菊作りは、大変なんよ」と言っていたのを
思い出しました。
どう大変か、具体的には忘れてしまいましたが、
菊花展の菊も、さぞ苦労されて、育てられたのでしょう。

以前、菊の花を浮かべて、菊酒の真似事をしました。
お酒は飲めないので、ソーダ水で・・・。
これだけでも、菊の香りがして、
寿命が延びるような気持ちがしましたよ。
DSCN0083 (640x479)

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『鵯花』(ひよどりばな)

旧暦8月29日 癸酉(みずのととり)
  寒露初候 鴻雁来(こうがんきたる)
ヒヨドリバナDSCN8350 (640x480)
まだ咲き始めで、ちょっと貧相な
ヒヨドリバナ(鵯花)です。

ちなみに、フジバカマ(藤袴)は、
フジバカマ DSCN0569(640x480)

先日、買い物に行く途中で、
30羽ほどで渡っていく
ヒヨドリ(鵯)の団体さんを見かけました。

こちらは、移動せずにずっと街にいるタイプかな。
ヒヨドリDSCN8490 (640x480)
頬の色が薄くて、まだ若い子のようですね。

DSCN2781ヒヨドリ (640x480)
こちらは、春のヒヨドリ。

日本では、どこでも見られる鳥ですが、
外国では珍しいそうです。
私は、桜が似合うような気がするのですが、
歳時記では、秋の季語になっています。

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『蛟』(みずち)

旧暦8月22日 丙寅(ひのえとら)
  秋分次候 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
P1080464龍頭鷁首 (640x480)
『蛟』には、なかなか出会えないものですね。
写真は、大覚寺の竜頭鷁首。

蝮の一種の蛇は、500年で蛟になり、
1000年で龍になるのだそうです。

「海千山千」の語源では、海に1000年、山に1000年
住んだ蛇が、龍になれるというのですが……。

いずれにしても、龍に近いのでしょうね。

500年前の姿というと……。
下の写真は、皮だけですが、マムシです。
DSCN8236マムシ (640x480)

生きているシマヘビなら出会いました。
DSCN5410シマヘビ (640x480)

そして、500年後……。
P1060603 (480x640) P1060611龍 (640x480) P1060616 (640x480)
こちらは、神戸の明泉寺の龍。
お堂の屋根を背中で支えています。

DSCN8835 (640x480)
こちらは、神戸水天宮の龍。
水難から守ってくれるそうです。
今回も、守ってくれますように……。

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