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『銀龍草』(ぎんりょうそう)

旧暦5月12日 戊子(つちのえね)
  夏至初候 乃東枯(なつかれくさかるる)
DSCN7935ギンリョウソウ (640x480)
去年の写真なのですが、
葉っぱに埋もれるように咲いていて、
うまくうつむいている角度で撮れませんでした。
でも、こうして見ると、幽霊茸というより、
可憐な花に見えますね。

DSCN9796ギンリョウソウ (640x480) DSCN9799 (640x480)
こちらは、向こう向き……。
植物というより、動物に見えてきます。

龍は機を得て空に昇るというけれど、
『銀龍草』も、そんな雰囲気を持っているような
気がしてきました。

さて、日曜日、靫草(うつぼぐさ)を見つけました。
「乃東枯(なつかれくさかるる)」の
「なつかれくさ」は、この靫草のことです。
でも、枯れるどころか、きれいに咲いていました。
DSCN3623ウツボグサ (640x480)
江戸時代、夏至には枯れないので、
靭草は、夏枯草(なつかれくさ・かごそう)」ではないと
物議をかもし、一時は、「十二単(じゅうにひとえ)」だと
いうことになっていました。

DSCN8550ウツボグサ (640x480)
これは、8月の写真ですものね。

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『山桃』(やまもも)

旧暦5月5日 辛巳(かのとみ)
  芒種末候 梅子黄(うめのみきばむ)
DSCN5162ヤマモモ (640x480)
『楊梅』と書く方がぴったりなほど、
赤く熟した実です。
明石公園には、大きなヤマモモの木があります。
その木の中に、ムクドリ(椋鳥)がいっぱいいて、
いっせいに飛び出してきたことがありました。
それでも、木の根元には、実がこんなに落ちていました。
DSCN2942ヤマモモ (640x480)

裏の山にも、『山桃』があります。
日曜の朝は、こんな感じ。
ここも、もう少しすると、ムクドリたちが集まるのかな。

DSCN3467ヤマモモ (640x480) DSCN3465ヤマモモ (640x480)

先日、巣立ったばかりのムクドリちゃん。
もう自分で餌をとれるのに、
親鳥につきまとって、餌をもらっていました。
DSCN8994ムクドリ (640x480)

それにしても、「山桃の選り食い」ということわざの
気持ち、よくわかります。
今では、山桃というより、 サクランボかな、イチゴかな……。

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『鈍色』(にびいろ)

旧暦4月28日 甲戌(きのえいぬ)
  芒種次候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
2010 09 23お田んぼクラブ みさご (74) (640x360)
何年か前の写真ですが、
『鈍色』の空を、ミサゴ(鶚)が飛んでいくのを
見ました。
よく見ると、魚を持っています。
ミサゴは、別名「魚鷹」。
魚を食べるタカです。
DSCN6229 (640x480)

今日の空は、何にも飛びませんでした。
でも、味わいのある色合いです。
DSCN3397梅雨空 (640x480)
昔は、暗い灰色は、嫌いな色でしたが、
最近は、いい色だなと思う時があります。
特に、『鈍色』が、
大好きなツユクサ(露草)の汁と
墨で染めた色だと聞いてからは、
見る目が変わりました。

ツユクサの花も咲き始めましたね。
DSCN8616ツユクサ (640x480)

『鈍色』の空を見ることが多い季節。
その色合いを、楽しみたいと思います。

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『まくなぎ』

旧暦4月21 丁卯(ひのとう)
  小満末候 麦秋至(むぎのときいたる)
DSCN7834 (640x360)
その名も、「オオムシクイ(大虫食)」が、
青虫をつかまえたところです。
ウグイスの仲間で、姿もそっくり。
ただし、鳴き声は、
「ジジロ、ジジロ、ジジロ・・・」

高い木の葉陰を、すばやく動き回るので、
動きを追いかけるのは、ひと苦労。

しかも、『まくなぎ』がつきまとうのです。
眼に入ると、眼病の媒介をすることもあるとか。
涙が少なすぎても困りますから、難儀ですね。

オオムシクイは、小さな虫は食べないのかな・・・。

DSCN2460ウグイス (640x480)
こちらが、ウグイス(鶯)。
やはり、虫を食べます。
俳句では、夏に鳴くウグイスは
「老鶯」などと呼ばれますが、
今も、元気で鳴いています。

普段、虫を食べない鳥でも、
子育ての時期は、ヒナに虫を与えるので、
相当な数の虫をとっているそうです。

DSCN7022シジュウカラ (640x480)
小さな虫をくわえているのかな?
シジュウカラ(四十雀)。

DSCN8620ツバメ (640x480)
親鳥が虫を持ってきてくれるのを待つ
ツバメ(燕)のひなたち。

もし鳥がいなくなれば、虫だらけになってしまいますね。

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