『敗蓮』(やれはす)

旧暦8月27日 丙子(ひのえね)
  寒露次侯 菊花開(きくのはなひらく)
DSCN0405ハス
菊の花が咲き始める頃は、『敗蓮』が目立ちます。
特に、この頃、急に寒くなったので、
こちらに目が行くのかも・・・。

さて、『敗蓮』の真ん中の、小さな青色に気づかれましたか。
大きく切り取ってみると……。
カワセミ
カワセミです。
蓮の実も、すっかり種を落としていますね。

さて、こちらは、『敗蓮』の根元で休む鴨たち。
DSCN3504カルガモ・ヒドリガモ
ヒドリガモ、カルガモ、コガモです。

こんな鳥がいたことも・・・。
DSCN8259ヨシゴイ
ヨシゴイというゴイサギの仲間です。
写真ではわかりやすいのですが、
実際に見ると、『敗蓮』と同化していて、
なかなか見つかりませんでした。

『敗蓮』の中、居心地のいい場所なのかもしれませんね。
P1080552ハス
いえいえ、この中には、何もいません。
たぶん……。

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『雲居の旅』(くもいのたび)

旧暦8月20日 己巳(つちのとみ)
  寒露初侯 鴻雁来(こうがんきたる)
DSCN0164.jpg
宮城県伊豆沼で、去年撮った「雲居の雁」です。
今年は、もう9月14日に初雁が飛来したそうで、
これから、続々と渡ってくることでしょう。

「雁(かり・ガン)といえば、普通は、マガン(真雁)をさします。
DSCN0866.jpg

そして、七十二候にある「鴻」は、これだけでも、ヒシクイと読みます。
普通は、「菱喰」と書きますが・・・。
ヒシクイ
わかりにくい画像ですみません。
滋賀県湖北町で撮った写真です。
手前にいるのがオオヒシクイ(大菱喰)。
こちらも、6日に飛来したそうです。

ちなみに、向こう側で、首をあげているのは、
サカツラガン(酒面雁)です。


さて、メルマガで紹介した和歌の訳も、
いつもの夢子語で……。

~幾千里(いくちさと) ある道なれや
  秋ごとに 雲居の旅の 雁の鳴くらむ~ (坂上是則)

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 どれだけはるかな道なんやろ。
 秋ごとに、長い長い旅をする雁が鳴いとうなぁ。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

この歌は、写本によって、「雲居を旅と」となっているもの、
「雲居の旅を」となっているものなどがあります。


鴨の仲間たちも、だいぶん渡ってきているようですし、
小鳥の冬鳥たちも、到着することでしょう。
日本がいつまでも、居心地のいい越冬地でありますように……。

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『叢雲』(むらくも)

旧暦8月13日 壬戌(みずのえいぬ)
  秋分次侯 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
2016年名月(絵島)
去年の中秋の名月は、まさしく「月に叢雲」でした。

じつは、淡路島の月の名所「絵島」で月待ちをしたのですが、
厚い雲が覆っていて、なかなか月の姿は見えません。
DSCN9386_201710012243311fd.jpg
ちらりと見えたのも束の間。
あきらめて、淡路島をあとにしました。

最初の写真は、明石に着いて、食事をした後の写真です。

下は、何年か前の「月に叢雲」。
空にぽっかりと穴があいたような月と、
まるで雲を吐いているような月……。
DSCN6990.jpg DSCN6984.jpg

こちらは、一昨年の月ですが、月だけ撮っても
天体写真みたいで、風情はありませんね。
DSCN7731.jpg

月と叢雲を詠んだ歌には、

~叢雲や 月の隈をば はらふらん
  晴ゆくたびに 照りまさるかな~
  (源俊頼『金曜和歌集』)

というのもあります。

叢雲が月の陰りを払い去っていくみたいや~。
雲が晴れていくたびに、
ますます照り輝いていくんやなぁ。

という感じ。
叢雲が、月の輝きを引き立たせている例ですね。

さて、今年の中秋の名月は、10月4日。
お天気はどうでしょう。

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