『秋の野芥子』(あきののげし)

旧暦8月6日 乙卯(きのとう)
  秋分初侯 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
P1090637アキノノゲシ
土曜日、明石の田園地帯を歩きました。
ため池のそばには、たくさん『秋の野芥子』が咲いていました。
アキノノゲシDSCN9537 DSCN9547.jpg DSCN9539.jpg
野菊もいいけど、秋の野芥子には、
さわやかなやさしさが感じられて、素敵です。

さて、春の野芥子の写真はこちら……
といいたいところですが、
オニノゲシDSCN4646 オニノゲシDSCN1677 (1)
これは、「鬼野芥子(オニノゲシ)」です。

ノゲシとオニノゲシは、そっくり。
でも、葉っぱをさわってみると、すぐわかります。
オニノゲシは、ぎざぎざが痛いんです。
でも、ノゲシは、意外とやわらかくて、痛くありません。

同じ芥子でも、「雛芥子(ヒナゲシ)」は、全然違いますね。
ヒナゲシP1160114 ヒナゲシP1140067

ところで、「ケシ」は、「罌粟」とも書きますね。
漢名は、こちらだそうです。

「芥子」は、「辛子菜(カラシナ)」のことで、
日本でも、もとはそうだったのですが、
種(たね)が似ていることから、混同され、
さらに、「芥子」を「ケシ」と読むように
なってしまったということです。

ヒナゲシの葉っぱは、こんな感じです。
P1090368ヒナゲシ
よくわからない写真ですみません。
本物のケシの葉とノゲシの葉は
似ているみたいですけど、
ケシの葉の実物を見たことはありませんので……。

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『手紙にそえる季節の言葉 365日』、4刷に



『手紙にそえる季節の言葉 365日』に、重版がかかりました。
ありがとうございます!
少し間があきましたが、これで4刷目となりました。
秋は、お手紙を書きたくなる季節なのかもしれませんね。

大切な人へ、言葉の贈り物ができるよう、
心をこめて書いた本です。
お役に立てていただければ、
こんなにうれしいことはありません。

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『凄まじい』(すさまじい)

旧暦7月28日 戊申(つちのえさる)
  白露末侯 玄鳥去(つばめさる)
P1080955犬の銅像
兵庫県公館の庭の犬のオブジェです。
この犬を見ると、『枕草子』に出てくる翁丸(おきなまろ)を
連想するのです。

帝がかわいがっている猫が、縁側で寝ていました。
世話係の女房が、
「お行儀が悪いから、中へお入りなさい」
と言っても、ききません。

そこで、脅かしてやろうと、犬の翁丸を呼んで、
「この子を噛んでやりなさい」
と、冗談で言ったのだとか。
それをまに受けて・・・と書かれていますが、
犬は忖度できませんものね。
翁丸は、猫に飛びかかっていきました。

運悪く、帝に見つかって、島流しを命じられたのです。

それから3、4日した頃、ひどくみすぼらしい犬が、
庭のすみにうずくまっていたそうです。
「翁丸」
と呼びかけても、知らないふりをしています。

その夜、
「翁丸は、さんざんに打たれて殺された」
という噂を聞いた清少納言が、
その犬に向かって、思わず、
「翁丸はどんなにつらかったことでしょう」
とつぶやくと、その犬は、体を震わせ、
涙をぽろぽろとこぼしたそうです。

そうして、翁丸は許され、
元通りの身の上になったということです。


長くなってしまって、すみません。
『凄まじい』から、『枕草子』の
「すさまじきもの」を思い出し、
そこから、翁丸を連想してしまいました。

さて、その「すさまじきもの」の筆頭に
あげられているのは、「昼ほゆる犬」。
ここでいう「すさまじきもの」は、
興ざめするものという意味ですが・・・。

我が家に昔いた犬も、夜は寝て、
昼、よくほえていました。
清少納言にすさまじき犬と呼ばれたと思います。
img014.jpg img002.jpg

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『露舐り』(つゆねぶり)

旧暦7月21日 辛丑(かのとうし)
  白露初侯 草露白(くさのつゆしろし)
DSCN9904.jpg
この子は、疲れちゃったのかな、
それとも、おねむなのかな・・・。

といっても、子兎じゃなくて、すみません。
神戸森林植物園のうさぎ園の兎たちです。
DSCN9409 (2) DSCN9630.jpg
DSCN9631.jpg DSCN9903ウサギ 

以前、六甲山にバードウォッチングに行った時、
鳥かなと思って双眼鏡でのぞくと、野ウサギでした。
いるんですね。

~宮城野の 小萩が下を とことして
  おやをも知らぬ 露むすびみみ~ (小野篁)
『古今和歌集打聴』には、
「兎はうみて後、子をみる事なし。
 子も親に逢事なし。
 露をくらひてそだつなり」
とあります。

子育てをする姿を見る機会がなかったので、
こんなふうに思われたのかもしれませんね。

今は下り月ですが、あと10日もすれば、仲秋。
月の兎の姿が、日に日にはっきりと
眺められるようになりますね。

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『晩稲』(おくて)

旧暦7月14日 甲午(きのえうま)
  処暑末侯 禾乃登(こくものすなわちみのる)
P1110681イネ
8月27日で、このような状態だと、晩稲なのでしょうか。

P1110679イネ P1110684イネ
よく見ると、花が咲いていました。

近くの田んぼでは、このような状態。
P1110745イネ

それにしても、晩稲の対義語は、「おませ」かと、
思っていました。
でも、「おませ」は、「ませる」から派生した言葉。
その「ませる」は、「増す」からきているようです。
成長が早いというより、
年齢の割に、大人びているといっているのですね。
ただ、「早稲」という言葉の影響は、あるかもしれません。

もう稲刈りの終わった田んぼもありますね。
慌ただしい世の中で、ゆっくりと実っていく晩稲は、
ほっとさせてくれるものがあります。

~花も実も晩稲に多し神の秋~ (去来)

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