処暑次侯 天地始粛(てんちはじめてさむし)

写真は、2011年1月9日、18時ごろの六日月です。
というのも、日曜日(27日)は、舟のように見える
寝ている月が撮れませんでした。
じつは、この日は町内の夕涼み会。
みんなでおでんや焼きそばを作って食べたり、
盆踊りをしたりして、楽しく過ごしました。
空には、六日月。
舟というよりも、笑顔の口元のように見える月でした。


さて、『月の舟』と聞いてまず浮かぶのは、
~天の海に 雲の波立ち 月の船
星の林に 漕ぎ隠る見ゆ~
(柿本人麻呂『万葉集』)
ではないでしょうか。
この場合の「月の船」は、半月とは考えないのが
普通だと思います。
どちらかというと、夕方に上り、朝に沈んでいく満月の方が、
夜空を渡っていくイメージがしますね。
とはいえ、夜のうちに沈んでいく半月も、
船を見送ったような気持になると思います。
28日は、写真の月よりも満ちた七日月。
20時頃には、織姫星(ベガ)が、天頂にきます。
↓
【今日のほしぞら-国立天文台暦計算室】
旧暦の七夕は、夜空のステージが整っていたのですね。
~牽牛(ひこぼし)の 嬬(つま)迎へ船 漕ぎ出(づ)らし
天の川原に霧の立てるは~
(山上憶良『万葉集』)
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