『浮き草』(うきくさ)

旧暦3月28日 辛巳(かのとみ) 穀雨初候 葭始生(あしはじめてしょうず)
DSCN9072ウキクサ
「萍(うきくさ)」は、夏の季語ですが、「萍生い初む」は春の季語です。
冬の間は、冬芽の状態で、水の中に沈んでいるんですって。

さて、近くのビオトープをのぞいてみると、『浮き草』が浮かんでいました。
その上に、アメンボが乗っかっていました。

「ウキクサ」という標準名を持つのは、裏が赤紫で、根が数本あるものだそうです。
写真のは、裏も青かったので、アオウキクサかな? コウキクサかな?

P1140399ウキクサ
こちらは、裏が赤紫で、根が数本あったので、本当のウキクサかな?
見分けるのが難しいです。

「デンジソウ(田字草)」の鉢にも、びっしり。
P1110129.jpg
これは、裏を見てないので、わかりません。
でも、「デンジソウ」は、「ヨツバウキクサ(四葉浮草)」という異名も
持っているんですよ。
といっても、『浮き草』の仲間ではありません。

七十二候の「葭始生」は、江戸時代に日本で新たに設けられた候です。
『浮き草』でも季節の目安になったと思いますが、
葦の方が重要視されたのかもしれませんね。

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『芳春』(ほうしゅん)

旧暦3月21日 甲戌(きのえいぬ) 清明末候 虹始見(にじはじめてあらわる)
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~わたしゃお多福 御室の桜
  鼻(花)が低ても 人が好く~

仁和寺の御室桜はちょうど満開。
花の美しさ、多さに圧倒されました。

それだけではなく、ほかにも、たくさんのお花が見ごろ。
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三つ葉躑躅(みつばつつじ)

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馬酔木(あせび)

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枝垂れ桜(しだれざくら)

夏の花も咲き始めていました。
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石楠花(しゃくなげ)

P1170611.jpg
榠樝(かりん)

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皐月躑躅(さつきつつじ)まで・・・。

日差しもぽかぽかとあたたかで、空も青く、
まさに『芳春』を満喫した一日でした。

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『鴨の羽色』(かものはいろ)

旧暦3月14日 丁卯(ひのとう) 清明次候 鴻雁北(こうがんかえる)
DSCN6634 (1)
真鴨(マガモ)と、巴鴨(トモエガモ)の雄です。
トモエガモは、古くは、「アヂ」と呼ばれていました。
今では珍しい鴨ですが、『万葉集』には、「あぢ群(むら)」という表現が
よく出てきます。
昔は、群れでやってきていたのでしょうね。

葦鴨(ヨシガモ)、小鴨(コガモ)、嘴広鴨(ハシビロガモ)などの雄も、
鮮やかな緑色を持っています。
DSCN2664ヨシガモ DSCN7028コガモ DSCN3809.jpg

さて、メルマガに引用した『万葉集』の歌、
~水鳥の 鴨の羽色の 春山の おほつかなくも 思ほゆるかも~

関西弁で訳すと、
**********
 鴨の羽色の春山みたいに、
 ぼやーっとして、ようわからへんから、
 もどかしいてしゃあないわ。
**********

こんな感じでしょうか。
これは、笠女郎(かさのいらつめ)が、大伴家持に贈った歌。
家持は、態度をはっきりさせなかったのでしょうね。

メルマガに書いたように、この歌のイメージや
春山の様子からすると、背中の羽の色でもよさそうな気がします。


ところで、マガモをはじめ、鴨の雌の多くは、全身が茶色です。
軽鴨(カルガモ)や丘葦鴨(オカヨシガモ)のように、
雄雌ともに茶色い鴨もいます。
実際に、一番多い鴨の色といえば茶色でしょうね。

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『雷電桐』(らいでんぎり)

旧暦3月7日 庚申(かのえさる) 
            春分末候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
DSCN3210キササゲ
今の季節の写真でなくてすみません。
何年か前の、7月初めに撮ったものです。

DSCN2195キササゲ DSCN3207キササゲ
6月には、花が咲いていました。
葉っぱは、桐の葉に似ていますし、花も、似ていると思います。

じつは、この木が、植物に興味を持ったきっかけの木です。
秋に、茶色く熟したこの実が、いっぱい垂れ下がっているのを見つけ、
「何だろう」と写真に撮って、調べました。

当時は、インターネットもない時代。
わかるまでに、すごく時間がかかりました。
それを思うと、便利になりましたね。

ほかに、「だらすけの木」という別名もあるそうです。
なるほど・・・。

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