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『薄霞』(うすがすみ)

旧暦2月2日 乙酉(きのととり) 雨水次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)
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日曜日は、音楽講師時代の友人たちと、岡本の梅林公園に行ってきました。
少し高台にあるので、神戸の街が見下ろせます。
『薄霞』という形容がぴったりでした。

昔、このあたり一帯に梅林が広がっていたそうです。
「梅は岡本、桜は吉野、蜜柑紀の国、栗丹波」とうたわれたほどだとか。
水害や空襲などで、往時と比べると、ずいぶん規模は小さくなったと思いますが、
斜面を見上げると、梅の花霞。
清らかな香りに包まれて、楽しいひと時を過ごしてきました。
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『土性骨』(どしょうぼね)

旧暦1月24日 戊寅(つちのえとら) 
            雨水初侯 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
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どこまでも続く湖北の畑です。
潤いを帯びて、きらきらと光っている感じがしました。

「土性骨が座っている」と聞くと、大地のイメージを思い浮かべてしまいます。

それにしても、どうして、『土性骨』の場合だけ、
漢字をあてるようになったのでしょうね。

ほかの言葉にも「土」を当ててみたら、
「土根性」・・・なんだか、土の根性みたいですね。
「土阿呆」・・・素朴な感じです。
「土助平」・・・いやらしくなさそう。
「土突く」・・・耕しているみたい。
「土派手」・・・どんなのでしょう?
だいたい、土にすると、やわらぐような気がします。
あ、「度肝」は、「土」ではないですが、漢字を当てますね。

私は、脊椎すべり症なので、「土性骨がずれてる」ということになるのかな。
腐っているよりましかもしれません。
たたき直すことはできないので、毎日ストレッチをしています。

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『宵の明星』(よいのみょうじょう)

旧暦1月17日 辛未(かのとひつじ) 立春末侯 魚上氷(うおこおりをいずる)
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このところ、雪が降ったり、雨が降ったり、曇ったりのお天気ですが、
11日(土)の18時20分ごろ、雲がひくように去って、
写真を撮ることができました。

南の空、オリオン座の下の方には、全天で太陽の次に明るく見える
1等星のシリウスが輝いています。
でも、金星を見たあとでは、ちっとも明るく感じられません。
このところの金星は、-4.6等だそうです。

ちなみに、写真の左斜め上に見えている小さな星は、火星です。

ところで、金星は月のように満ち欠けがあって、
今は、三日月と半月の間のような形をしているのです。
でも、写真では、うまく撮れませんでした。

詳しくは、こちらでご確認ください。
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【国立天文台 「ほしぞら情報」】

10倍の双眼鏡で見ても、ぴたりと静止できず、動いてしまうので、
なんとなくお皿のような形に見えるだけ。

とにかく寒くて、手がかじかんでしまいました。

3月の半ば過ぎから、もう見えなくなって、
4月になると、明の明星として見え始めるとのこと。
4月の終わりごろには、明け方に、この明るさで輝くそうですから、
早起きしてみようかな・・・。

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『梅風』(ばいふう)

旧暦1月10日 甲子(きのえね) 立春初侯 東風解凍(はるかぜこおりをとく)
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今年は、早々とあちらこちらで梅が咲いていますね。
ですが、写真は、去年の大阪城で撮ったものです。

この時は、友達と着物を着て、観梅にでかけました。
ちょうど、「思いのまま」という梅を見ている時、後ろから男の人の声。

「すみません、写真を撮らせてもらえませんか」

ふたりとも、機嫌よく、
「いいですよ」
と言って、振り向こうとすると、

「いえ、そのままでお願いします」
「……」

結局、後姿しか撮られませんでした。

こちらが、その「思いのまま」という梅です。
一本の木に、白や紅の花が咲くのですが、
それは、人がコントロールできないのだそうです。
何色が咲くかは、梅の木の思いのままというわけでしょうね。
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なんだか、梅の木にからかわれちゃったのかな。
『梅風』が、どこ吹く風と吹き渡っていました。

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