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『月の鏡』(つきのかがみ)

旧暦8月16日 丁未(ひのとひつじ) 
              秋分次侯 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
DSCN7732.jpg
今年の中秋の名月です。
月の出まもなくの頃のお月さま。
ほとんど雲もなく、『月の鏡』にぴったりでした。

ただ、そんなお月さまを写真に撮るのは、とっても難しいものですね。
まわりに何かある方が、絵になります。

毎年、夫婦でお月見をしていたのですが、
今年は、主人が単身赴任先の名古屋へ、夕方に戻っていったので、
ひとりでお月さまを拝みました。

夜は、雲が出てきて、風情のある雰囲気になりましたね。
でも、私の技術では、うまく写真におさめることはできませんでした。

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『速贄』(はやにえ)

旧暦8月9日 庚子(かのえね) 白露末侯 玄鳥去(つばめさる)
DSCN4277モズ
そろそろ百舌(モズ)の高鳴きの季節。
秋の風物詩ですね。

さて、こちらが『速贄』。
あまり気持ちのいいものではないので、サムネイルで。
DSCN3986.jpg
変わり果てた蛙なのでしょうか。

足の力が弱いので、こうして何かに刺して食べるのだという説や、
縄張りの境界を示すのだという説などもあります。

狙っていますね。
いかにも、小さな猛禽です。
DSCN8176モズ

雀(スズメ)より少し大きいぐらいなのに、雀を襲うこともあるとか。
そう思って見ると、目の黒いラインにすごみがあります。
DSCN8180モズ

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『鴒原』(れいげん)

旧暦8月2日 癸巳(みずのとみ) 白露次侯 鶺鴒鳴(せきれいなく)
sDSCN3830ハクセキレイ
背筋のすっきりと伸びた白鶺鴒(ハクセキレイ)です。

こちらも姿勢がいいですね。
日本固有種の背黒鶺鴒(セグロセキレイ)です。
sDSCN4524セグロセキレイ

目を通る黒いラインがあるのが、ハクセキレイ。
目の上に白いラインがあるのが、セグロセキレイです。

その点、黄色いのでわかりやすい黄鶺鴒(キセキレイ)。
s08 10 26 キセキレイ菊水山 003

普通、鶺鴒というと、この3種をさします。

水生昆虫を食べながら、水際を歩いているのを、
よく見かけるのではないでしょうか。


ところで、メルマガに引用した『詩経』の一節ですが、
~良朋有りといえども、況(すなわ)ち永く歎くのみ~
と続くのです。

よい友達がいても、長い溜息をつくだけ……。
良朋でしかない自分自身が、もどかしくもあります。

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『実り』(みのり)

旧暦7月25日 丙戌(ひのえいぬ) 処暑末侯 禾乃登(こくものすなわちみのる)
DSCN3464イネ
「実」のもとの字は、「實」。
これは、祖先の霊をまつる廟に、お供え物がいっぱいあることを、
あらわしているそうです。
転じて、中身が詰まっているという意味になったとか。

写真の実りは、「稔」かな。それとも「熟」かな。

P1110676イネ
「秀」は、穂が垂れて花が咲いている形ということですが、
この写真は、稲の花がさいているところ。
白く見えるのが花です。
稲は、花が咲く時期は、まだ穂が垂れていないので、
ほかの穀物のことなのでしょうね。
「禾」は、粟の象形文字だそうですが・・・。

あまりなじみがない字ですが、「孛」にも
みのるという意味があります。
こちらは、花が落ちて、実がなりかけているところだそうです。

豊穣の「穣」は、黍(きび)の殻。

「酉」は、酒壺。
転じて、成熟した穀物でお酒をつくることから、
みのるという意味が派生したようです。

七十二候の「登」は、どれぐらいの穂をさすのでしょう。
先日行った、空中農園では、こんな状態でした。
P1140910イネ

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