
「蠅取撫子(はえとりなでしこ)」の異名を持つ
「虫取撫子(むしとりなでしこ)」です。
花柄のつけ根の茶色い部分から、粘液を出します。
食虫植物ではないのですが、この粘液で、
蠅などの虫を取ると思われたようです。
触ってみても、それほどの粘着力はないように思うんですけど……。
「小町草(こまちそう)」という異名もあります。
「小町」は、小野小町のこと。
思わせぶりに美しい花で虫をさそっておいて、
最後のところで拒絶するということでしょうね。
ほかに、「蠅取虫(はえとりむし)」の異名を持つのが、

蟷螂(かまきり)。
「蠅取権兵衛(はえとりごんべえ)」ともいうそうです。
そして、「蠅取蜘蛛(はえとりぐも)」。

「蠅虎」とも書きます。
私の父の口癖が、
「蠅取蜘蛛みたいなやっちゃ」
でした。
かっこばかりつけて、たいした力がない人に対して使っていました。
父は、蠅取蜘蛛を、かっこいいと思っていたようですが、
我が家にいる蠅取蜘蛛、かっこいいでしょうか?
でも、蠅があまりいないのは、がんばってくれているからなのかな。
そうそう、「うるさい」は、「煩い」とも書きます。
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