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『雪輪』(ゆきわ)

旧暦10月28日 壬寅(みずのえとら)
  大雪初候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
雪輪(640×480)IMG_6662
巾着を作ろうかと思って購入した
『雪輪』文様の端切れ……。
まだ作っていませんが……。

雪輪(640×480)IMG_6664
『雪輪』の中に、花のほか、
青海波や麻の葉などの文様が
描かれています。

こちらの江戸時代の着物に描かれた『雪輪』。
くぼみは八つのようです。
   ↓
【縫箔 白地花菱亀甲蒲公英雪輪草花模様】ColBase

これも、『雪輪』なのですね。
くぼみが十以上もあります。
   ↓
【縫箔 白地雪輪に草花麻葉文様】ColBase

くぼみが五つのも見つけました。
   ↓
【火事胸当 茶へるへとわん無地(外雪輪十五枚笹紋付)】ColBase

こちらは、『雪輪』のこの一部を
「芝草」風に切り取った
「雪芝」と呼ばれる文様です。
雪輪(640×480)IMG_6462
芝草に雪が積もる様子を
あらわしてはいるのですが、
夏の着物の柄になっています。
涼しさを表現しているのでしょうね。

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『極月』(ごくげつ)

旧暦10月21日 乙未(きのとひつじ)
  小雪末候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
旧19日の月(旧十月)有明の月(640×480)2023-12-02K会下山IMG_6579 (2)
旧暦ですと、『極月』のスタートは、
新月になるのですが、現在は、
月とは無関係。
今年の『極月』の初日は、
寝待ちの月(19日の月)となりました。
写真は、その有明の月。
朝、空に残っている月を撮ったものです。

そして、今日のお散歩では、
素敵な風景を見ることができました。
朝焼け(640×480)2023-12-03K会下山IMG_6585 (2)
朝焼けに染まった天使のはしごです。

今年も、いっぱいやり残して終わりそう。
一年を極めるなんて、至難の業です。

でも、メルマガに書いた通り、
一日一日を大切にして、
極力、ベストを尽くしたいと思います。

まずは、体に気をつけて、
元気で過ごすことですね。

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『龍蟄』(りゅうちつ)

旧暦10月14日 戊子(つちのえね)
  小雪初候 虹蔵不見(みじかくれてみえず)
虹(640×480)DSCN9716
何年か前の10月の終わりに見た虹です。
龍は秋分の頃、淵に潜んでも、時々、
天に登るのかもしれませんね。

『龍蟄』を逆にして、「蟄龍(ちつりょう・ちつりゅう)」
とすると、隠れ潜んでいる龍のこと。
埋もれている英雄のたとえにも使われます。

こちらは、今にも淵に潜もうとしているかの
ような龍。
龍(水天宮)(640×480)DSCN8823
(神戸水天宮)

こちらは、淵に沈んでもらっては困る
龍です。
竜頭鷁首(640×480)DSCN6651
龍頭鷁首(りょうとうげきしゅ)の龍の舟。
(京都 大覚寺)

逆に、天に登ってもらっては困る龍も
いました。
龍(妙泉寺)(640×480)DSCN1173
(神戸 妙泉寺)

探してみれば、いろいろなところで、
龍が見つかるようです。

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『星の入東風』(ほしのいりごち)

旧暦10月7日 辛巳(かのとみ)
  立冬末候 金盞香(きんせんかさく)
DSCN9127.jpg
私の持っているカメラでは、
昴の写真は撮れません。
上の写真は、早朝のイメージ画像です。

昴の写真は、こちらから
   ↓
【国立科学博物館】Ⅱ「すばる」とはどのような星ですか?

私は目が悪いので、肉眼では、
昴は見えません。
オリオン座を見つけて、
中の三ツ星を右に延長していくと、
明るいアルデバランが見えます。
さらに延長していったあたりを、
双眼鏡でのぞいて見ています。

ほかにも明るい星がたくさんあるので、
王者の象徴というのが、
ピンとこないのですが、
見ると、やはり美しいと思います。

それにしても、急に寒くなりました。
昴のご機嫌がよくなりますように……。

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『装う』(よそおう)

旧暦9月29日 甲戌(きのえいぬ)
  立冬初候 山茶始開(つばきはじめてひらく)
ソメイヨシノ(640×480)IMG_6088
毎朝の散歩道、桜並木は、
早くから装い終えているのですが……。

六甲山(640×480)IMG_6089
六甲山は、装い始めたところです。

暦の上では冬ですが、山々が装うのを
楽しみにしたいと思います。


それでは、久しぶりに、
メルマガの和歌の夢子語訳を。

~君なくは なぞ身装はむ
  匣(くしげ)なる
  黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)も
  取らむとも思はず~
     播磨娘子(『万葉集』)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 あなたがおれへんのやったら、
 おしゃれなんかせえへんわ。
 黄楊の櫛も、手にしようとも思わへん。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

この歌の作者は、播磨に住む名もなき娘。
夢子語は、神戸弁ですが、播磨はお隣。
近いニュアンスだと思います。


ところで、古語の「よそふ」が、
飲食物を盛るという意味で使われた名残が、
今も、「ご飯をよそう」という言い方で
残っていますね。

「よそふ」は、「よそおう」になりましたが、
盛るという意味で使うのは、「よそう」のまま。
使い分けられるようになったのかも
しれませんね。

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